2015年10月29日木曜日

会員の皆様へ

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2015年10月3日土曜日

イスラームをどう教えるか  


日本歴史学協会より、シンポジウムのお知らせです。
 
 
 
2015年度 日本歴史学協会・日本学術会議史学委員会歴史認識・歴史教育に関する分科会主催

 歴史教育シンポジウム

イスラームをどう教えるか  

   日時:20151017日(土)13301730

    場所:駒澤大学駒沢キャンパス 1号館 1―404教場

開会挨拶:高埜利彦(日本学術会議会員 史学委員会)

趣旨説明:近藤一成(日本歴史学協会歴史教育特別委員会)

報告

 店田廣文(早稲田大学)日本におけるムスリム・コミュニティの現状と課題

 滞日イスラーム教徒(ムスリム)人口は、現在、11万人前後に達している。国内各地に、イスラーム礼拝施設(モスク:別名マスジド)も開設され、その数は83カ所にものぼっている。日本に根付きつつあるムスリム・コミュニティによる社会的諸活動の現状を確認しつつ、ムスリム・コミュニティの存続と地域住民や日本社会との関係構築など、将来に関わる諸課題について考察する。

 

三浦 徹(お茶の水女子大学)「イスラーム世界はなにを語るか」 
中東・イスラーム世界は「遠い異国」という思い込みがある。私たちの身近には、葡萄、トタン、襦袢、モンスーン、シロップ、バザールなど中東起源のものがあり、歴史を通じて接していた。高校・大学生のイスラーム認識の調査では、イスラーム世界への関心の高さとともに「異質」というイメージが強く、「共通性」の理解が必要とされる。大学での授業実践を踏まえ、中東・イスラームをグローバルな地域・歴史軸のなかに位置づける理解の糸口を示したい。



周藤新太郎(県立東葛飾高等学校)「高校生はイスラームの歴史をどのように学んだか」

 世界史B(4単位)での「諸地域世界の交流と再編」におけるイスラームの授業を、いくつかの教育実践をもとに、5~6時間かけておこなった。生徒にとってのイスラームは、昨今のニュースで断片的な知識と関心はもっているが、歴史的知識は皆無に等しい。報告では、生徒がイスラームをどうように受け止め、学んだのかを生徒が綴った記録を紹介し、イスラームをどのように教えたらよいのか、今後の課題を考えてみたい。

 
 
総合討論
閉会挨拶:木村茂光(日本学術会議連携会員)
 会場案内: http://www.komazawa-u.ac.jp/cms/campus/c_komazawa2
連絡先:日本歴史学協会 infoanichireki-kyo.sakura.ne.jp
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        http://www.nichirekikyo.sakura.ne.jp