2015年11月23日月曜日

「海域」としての東アジア世界

九州歴史科学研究会12月例会シンポジウムのおしらせをいただきました。


◇2015年12月19日(土)13時~18:20ごろ(※時間の変更にご注意ください)

◇会場:福岡大学中央図書館1階多目的ホール(※会場の変更にご注意ください)


 テーマ:「『海域』としての東アジア世界-交流・漂流・密貿易をめぐって」

日時:12月19日13:00~18:20

会場:福岡大学中央図書館1階多目的ホール

主催:九州歴史科学研究会

共催:福岡大学福岡・東アジア・地域共生研究所

参加費:無料(会員外の方もご参加できます。)※申し込みは不要。


一部 古代・中世の部

司会:廣瀬雄一(名護屋城博物館企画普及担当係長)
13:00~13:35 関周一(宮崎大学准教授)
        「海域交流の担い手 倭人・倭寇」
13:35~14:10 伊藤幸司(九州大学准教授)
        「『入明記』からみる海域交流」
14:10~14:45 森平雅彦(九州大学准教授)
        「朝鮮史から海域史を考える-高麗の事例-」
質疑応答 14:45~15:15
休憩    15:15~15:25

二部 近世の部

司会:鴨頭俊宏(広島大学大学院文学研究科研究員)
15:25~16:00 重松正道(鳥栖市教育委員会主査)
        「朝鮮漂流民の長崎送還-対馬藩田代領の対応を中心として-」
16:00~16:35 尾道博(日本経済大学教授)
        「対馬藩と東アジアにおける商品流通について」
質疑応答 16:35~17:05
休憩    17:05~17:15


三部 コメントと全体討論-水中考古学の立場から-

コメント:17:15~17:40 野上建紀(長崎大学准教授)
全体討論:17:40~18:20

司会:加藤 僚(福岡大学・福岡・東アジア・地域共生研究所員)

懇親会  18:50~

2015年11月20日金曜日

静岡から考える日本史・世界史

静岡歴史教育研究会のお知らせになります。
詳細は以下の通りとなります。

☆本研究会に関する問い合わせにつきましては、
  当会ではなく、静岡歴史教育研究会(岩井先生)までお願いいたします。
 

第十回静岡歴史教育研究会

静岡から考える日本史・世界史――桜井祥行『静岡と世界』合評会


日時:2015125日(土)14:00~1800会場:静岡大学人文A棟6F大会議室
    http://www.shizuoka.ac.jp/access/map_shizuoka.html


入場:無 料

主催:静岡大学人文社会科学部学部長裁量経費
       「歴史教育の地域的拠点形成を目指した
       教材・教授資料の探究と高大連携の推進」
    静岡歴史教育研究会

評 者   貴田潔 (静岡大学人文社会科学部
             美那川雄一 (静岡県立韮山高校
      岡村龍男 (静岡県地域史研究会)

応答者  桜井祥行 (静岡県立稲取高校)

司 会 岩井 淳、今村直樹 (静岡大学人文社会科学部)

今回の研究会では、「静岡から考える日本史・世界史」という共通テーマを設け、桜井祥行先生の著作『静岡と世界』の合評会を行ないます。『静岡と世界』は、幕末以降の時代に焦点を絞り、静岡が朝鮮・中国・ベトナム・南北アメリカといった世界の各地と密接な関係を取り結んだことを興味深く論じています。静岡は、地域の中で完結せず、広く日本史と繋がり、世界史とも接点をもっていました。この本を通して、静岡を日本史や世界史の流れの中におき、大きな文脈に位置づけることができればと考えます。

評者は、大学から貴田先生、高校から美那川先生、地域史研究の立場から岡村先生にお願いしました。多方面から桜井先生の御本の魅力を照らし出し、静岡と日本史・世界史の繋がりについて議論できれば幸いです。

もちろん桜井先生も出席されます。みなさん、ふるってご参加ください。


問合せ先:岩井 淳(静岡大学人文社会科学部)YQS02036[a]nifty.com(*@を[a]としています。)

桜井祥行先生の主要業績
『静岡と世界――静岡県国際化事始め』羽衣出版、2014
『伊豆と世界史――豆州国際化事始め』批評社、2002

2015年11月7日土曜日

大阪大学歴史教育研究会・第91回例会

大阪大学歴史教育研究会の月例会のご案内をお知らせ致します。

本会は、今月で創立10周年となります。
なお、セミクローズド方式の研究会ですので、初参加の方は、本会HP掲載の諸注意をお読み下さい。
また、ご参加を希望される先生方におかれましては、大阪歴史教育研究会事務局(窓口:高木純一さん/連絡先は下記参照)にメールにてお知らせ下さい。


【大阪大学歴史教育研究会・第91回例会】

日時:2015年11月21日(土)13:30~17:30
場所:大阪大学 豊中キャンパス 文学研究科本館2階 大会議室 大阪大学豊中キャンパスマップ

1.清 眞人(きよし まひと、「戦後世界史市民ネット」代表・元近畿大学文芸学部教授)

「「戦後世界史市民ネット」の試行錯誤の歩みと問題提起」

【報告要旨】
「戦後世界史市民ネット」は、「すべての大学に、教養科目『戦後世界史と日本』を!」という問題提起を日本市民におこなうことを目的として、1970年前後に 早稲田大学で青春を共にした数人の人間が核となって立ち上げた小さな市民運動です。まず昨年8月9日に 「いま!ふたたび反戦歌を歌う集い」を早稲田大学構内で開催し、11月8日には三名の提題者による小さなシンポジウムをおこない、運動の口火を切りました (ホームページURL:http://unico.s1.weblife.me/sos/  FaceBook :https://www.facebook.com/sengosekaishi)。 私たちがどんな問題意識からこの運動を始めたのか、またその過程でぶつかった様々な問題と経験を通して、およそ一年数か月を経た現在、上記のスローガンの なかの「戦後世界史」を「20世紀史」に替え、「20世紀史」に関わる教養がどの程度いまの学生たちに蓄えられているかを調査する一大アンケート運動を諸 大学で展開するという構想に辿り着いた経緯、それを報告させていただきます。会場の皆さまとの旺盛な意見交換を切に願っています。


2.秋田 茂(大阪大学大学院文学研究科教授)

「社会経済史学の新たな展開―グローバル経済史の登場」

【報告要旨】
21 世紀になって、社会経済史学は「復権」しつつある。その契機となったのが、2000年に出版されたK.ポメランツのGreat Divergence(『大分岐』名古屋大学出版会、2015年)が投げかけた「近世」の見直しである。「大分岐論争」は、ウォーラーステインの近代世界 システム論にも見直しを迫り、新たな世界史像の構築が求められている。日本の社会経済史学会は、10年おきに学界の「課題と展望」を取り上げた論叢を出版 してきた。本報告では、まず、50周年(1984年)と80周年(2012年)の二つの記念論叢の比較を通じて、1970年代からの社会経済史の研究動向 の変遷を明らかにする。次いで、最新のグローバル経済史研究の現状を紹介し、21世紀における「課題と展望」を考えてみたい。


【参加申し込み・問い合わせ先】

高木 純一(大阪大学大学院文学研究科特任研究員)
Phone & Fax: 06-6850-5101(大阪大学大学院文学研究科日本史研究室)
E-mail: rekikyoken[a]gmail.com
(※スパムメール防止のため、@を[a]に変更しています)
お問い合わせは、できるだけメールにてお願いいたします。

2015年11月4日水曜日

「日本と世界が出会うまち・堺 2015」プロジェクト

 大阪府堺市(主管:堺市博物館)と大阪大学(主管:大阪大学歴史教育研究会)の共催事業として、堺の国際交流の歴史などにスポットをあてた「日本と世界が出会うまち・堺 2015」プロジェクトを実施します。
 このプロジェクトは、主に高校生を対象にして、公募形式によって堺の国際交流の歴史等を研究発表してもらうとともに、歴史を知ることの意義についての一般市民向けの講演も実施するものです。

「日本と世界が出会うまち・堺 2015」研究発表・講演会

日時:2015年11月22日(日)13:00~17:00

場所:サンスクエア堺ホール(JR阪和線堺市駅下車すぐ)

プログラム
(1)中学生・高校生による研究発表
(2)講演:後藤敦史氏(大阪観光大学国際交流学部専任講師)
   「日本と世界が出会ったとき・堺 1854」

参加者の所属校(応募順)
 金蘭千里高等学校、大阪府立堺東高等学校、関西大学中等部・高等部、
 雲雀丘学園中学校、開明中学校、帝塚山学院泉ヶ丘高等学校、
 帝塚山学院高等学校

研究対象・テーマ(順不同)
 百舌鳥古墳群、大阪万博、茨木の隠れキリシタン、
 堺の食文化(茶道と茶菓子)、堺の伝統産業と貿易、
 堺の刃物、大仙古墳(仁徳天皇陵古墳)、ラーメン
 など
 
☆ 詳細につきましては、公式ホームページをご覧ください。

☆ この他、会員の皆様からの情報提供をお待ちしております。