2016年12月29日木曜日

(1/13@東京)小・中・高の社会科教育の一貫性を考える(筑波大附属)


筑波大附属高校の五十嵐学先生より、第3回「筑波大学附属小中高連携社会科授業研究会」のご案内をいただきましたので、ご連絡いたします。


第3回筑波大学附属小中高連携社会科授業研究会

小・中・高の社会科教育の一貫性を考える
 ―歴史的な見方・考え方を中心に―


日時  平成29年1月14日(土曜日)

会場  筑波大学附属中学校・高等学校敷地内 桐陰会館
      (東京都文京区大塚1-9-1)
   東京メトロ有楽町線護国寺駅より徒歩8分、丸の内線茗荷谷駅より徒歩10分

日程  9:30 受付開始
    9:45 開会
    10:00 小学校4年生
       「郷土の発展につくす~東京のまちづくり、いまむかし~」
       (授業者 粕谷昌良 筑波大学附属小学校)
    11:00 中学校2年生「中世における村の自治と裁判」
       (授業者 関谷文宏 筑波大学附属中学校)
    12:00 休憩
    13:00 高等学校1年生「近代化と私たち」(世界史A)
       (授業者 五十嵐学 筑波大学附属高等学校)
    14:00 パネル・ディスカッション
       「歴史的な見方・考え方をどう育てるか
        歴史総合の発足を見据えて」
       (コーディネーター 梅澤真一 筑波大学附属小学校)
    15:30 講演
       「これからの歴史教育への提言」
        (講師 伊藤純郎 筑波大学)
    16:50 閉会行事
        *閉会後に懇親会を予定しております。
         お時間のある方はどうぞご参加下さい。

参加費(懇親会とは別になります)
   当日受付 3500円(前日までの事前申込み 3000円)
   大学生・大学院生 1000円(学生証をご提示ください)

申込み先  tsukufushoshakaikabu[@]gmail.com

☆メールの件名に「1/14第3回筑波小中高大社会科授業研究会参加申し込み」と記入してください。メール本文には「お名前、お勤めの学校名などの所属先名、職場の住所(都道府県と市町村名)、連絡先電話番号」をご記入ください。事前申込みは1月13日までです。

問合せ先  筑波大学附属小学校 社会科教育研究部 梅澤真一  03‐3946‐1894

2016年12月28日水曜日

中教審答申・学習指導要領関係


2016年12月21日付にて、中教審からの答申「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」(中教審第197号)が、文科省のホームページに掲載されました。
 (情報を提供して下さった西村嘉高先生、ありがとうございます。)

詳細は下記URLからご覧になれます。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/

2016年9月19日月曜日

歴史新科目を主体的に構想してみよう(10/8@東京)


笹川和則先生より、歴史教育者協議会の東京・世界部会の例会につき、下記のとおり、ご案内をいただきました。
詳細は、歴史教育者協議会のホームページもご覧ください

会場の住所は、東京都豊島区南大塚2-13-8 千成ビル の5階です

 <日 時>10月8日(土)午後6時30分~

 <場 所>歴史教育者協議会の本部 5階会議室 <会場費として200円集めます>
       東京メトロ 丸の内線 新大塚駅 徒歩3分
       JR山手線 大塚駅 徒歩15分

 <報告者>日高 智彦 さん(成蹊中学・高等学校)

 <テーマ>「歴史新科目を主体的に構想してみよう」

 <内 容>「歴史基礎」についても「歴史総合」についても、2006年以降、さまざまな場でさまざまな意見が出てきているようにみえます。問題点を指摘することは可能です。しかし、ではどのような年間計画や授業のあり方がよいか、の提案は容易ではありません。事実、具体案となるとまだ数えるほどしかありません。少ない単位時間がネックになるからでしょうか。では、単位時間を気にしなければ提案は容易でしょうか。そうではないでしょう。「教育的配慮」を軸とした「通史」の構成は、さまざまに積み重ねられてきた思索や実践はあれど、簡単なことではないからです。上記は、まさに私のことです。毎年、毎日、歴史の授業をしている者として、歴史教育の問題点には具体的な授業(1時間/年間計画)で応答したいと思いながら、うまくいかない日々です。今回の報告で、どこまで前に踏み出せるか、どのような一歩であれば前に進むのか、試みたいと思います。ご批判をいただければ幸いです。

島根史学会大会(9/24)


島根大学の丸橋充拓先生より、下記の通り、9月24日(土)開催予定の島根史学会大会のお知らせをいただいております。
歴史教育がテーマとなりますので、奮っての参加をお願い申し上げます。

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今年度の島根史学会の大会は、高校と大学における歴史教育をテーマにした報告3本とパネルディスカッションを予定しております。
高校及び大学における歴史教育の現状を踏まえ、「歴史総合」の新設やアクティブ・ラーニング(能動的学習)の重視、新入試の導入など、種々の改革が取り沙汰される中、高校と大学における歴史教育の連携について意見を交わしたいと思います。
特に中学校、高校の教員の方など、会員以外の方々の参加も歓迎いたしますので、お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。(事前申込は不要です)

日時 2016年9月24日(土)13:00-17:00
場所 島根県民会館308会議室(松江市殿町158;http://www.cul-shimane.jp/hall/access/index.html#map)

(報告1)
渋谷 聡(あきら)(島根大学法文学部)13時10分~14時10分
「新規科目『歴史総合』と大学教員の取り組みー「歴史学概論」の実践事例から」

(報告2)
丸橋 充拓(みつひろ)(島根大学法文学部)14時20分~15時
「歴史教育改革の動向と展望」

(報告3)
宇佐美 朝士(ともお)(江津工業高校)15時10分~16時
「島根県の高校世界史教育の現状について」

(パネルディスカッション)16時~16時50分
歴史教育の高大連携をめぐって、報告者3名を交えて意見交換します。

(https://www.facebook.com/events/820332271431398/)

2016年9月16日金曜日

11/22・神大附属・ 『地理基礎』『歴史基礎』研究発表会


当会の第二回大会にて会場校としてお世話になりました、神戸大学附属中学校の高木優先生より、下記の通り、研究発表会のご案内をいただきましたので、お知らせいたします。

神戸大学附属中学校は、平成25年度より文部科学省研究開発学校の指定を受け,「地理基礎」及び「歴史基礎」のカリキュラム開発・授業研究に取り組んでおられます。


 平成28年度 文部科学省研究開発学校 『地理基礎』『歴史基礎』研究発表会の御案内


1 研究開発課題 

「グローバル人材育成に向けて,地理歴史科を再編成して「地理基礎」「歴史基礎」(必修科目)を設置し, 中高一貫教育課程に位置付けながら,その学習内容と方法,評価について研究開発を行う。」

2 日 時
 
  平成28年11月22日(火) 10:20受付開始

3 場 所

  神戸大学附属中等教育学校 社会科教室及びKobeプロジェクトルーム
  〒658-0063 神戸市東灘区住吉山手5-11-1 078-811-0232)

4 内 容 

 10:55~11:45 公開授業(地理基礎:4年3組)社会科教室予定
 単元:現地化(ローカル化)の視点とグローバル化

 11:55~12:45 公開授業(歴史基礎:4年4組)社会科教室予定
 単元:現代の始まりと二つの世界大戦

 12:45~13:30 昼 食 ※午後以降はKobeプロジェクトルーム予定

 13:30~15:00 授業研究会 公開授業についての研究協議及び「地理基礎」「歴史基礎」のトータルプランについての報告

 15:10~17:00  講演
   「歴史総合」に期待すること 原田智仁 氏(兵庫教育大学)
    「地理総合」に期待すること 井田仁康 氏(筑波大学)

 ※現時点での予定です。

5  申し込み方法

  高木優先生 ytakagiy[@]pearl.kobe-u.ac.jp まで、ご所属とお名前をメールにてお伝えください。
  
6 問い合わせ・申し込み先
 
  神戸大学附属中等教育学校
  研究開発主任 高木 優 
  〒658-0063神戸市東灘区住吉山手5-11-1
  TEL078-811-0232 FAX078-821-1504
  ytakagiy[@]pearl.kobe-u.ac.jp

2016年9月10日土曜日

次期学習指導要領「審議のまとめ」


文部科学省のホームページ上に、次期学習指導要領に関する「審議のまとめ」が公開されました。

また、次期学習指導要領にむけた「審議のまとめ」に対するパブリック・コメントがこれから1ケ月間、受け付けられるようです。パブリックコメントは、下記URLのページで本日より行っています。

2016年7月31日日曜日

高大連携歴史教育研究会・第2回大会

この度、高大連携歴史教育研究会の第2回大会のアウトラインが決まりましたので、ご案内いたします。
「歴史総合」(仮称)と入試の今後の在り方を討議するシンポジウムを企画しておりますので、皆さまのご参加をお待ちしております。

なお、大会は事前申し込み制となっております。

会場準備の都合により、申し込みフォーム(*クリックで転送)よりご登録ください。


高大連携歴史教育研究会・第2回大会のお知らせ

 
◇日程 2016年7月31日(日) 

◇場所 神戸大学附属中等教育学校住吉校舎  


◇会場整理費 会員 無料  非会員 1,000円


◇プログラム


・9:30 受付開始

・9:30-10:00 運営委員会(受付と並行して開催) 
・10:00-10:30 地域別・教科別研究会連絡委員会 
・10:30-11:30 各部会
・11:30-12:30 総会
     (昼食休憩)
・13:30-17:30 シンポジウム 「歴史総合」と入試改革  
  13:30-13:40 趣旨説明 油井大三郎(会長)  
  13:40-14:10 報告1 「歴史総合」と歴史的思考力 勝山元照(神戸大学附属中等教育学校副校長)
  14:10-14:50 報告2 「歴史総合」をどう組み立てるか 君島和彦(第3部会長)
  14:50-15:20 報告3 歴史的思考・判断・表現を問う評価問題のあり方 原田智仁(兵庫教育大学)
  15:20-15:40 休憩 
  15:40-16:00 コメント1 中教審の審議と「歴史総合」 小川幸司(第1部会副部会長・長野県長野高等学校)
  16:00-16:20 コメント2 歴史的思考力の定式化と用語精選 桃木至朗(第1部会長・大阪大学)
  16:20-17:30 総合討論
・17:30 閉会

◇懇親会 18:30~20:30
懇親会(天安閣(立食形式)/参加費は5000円程度 学生料金あり)

2016年7月21日木曜日

地域の戦争体験から考える近現代史(8/6@静岡)


静岡大学の岩井淳先生より、「地域の戦争体験から考える近現代史」に関する研究会のご案内をいただきましたので、お知らせします。


地域の戦争体験から考える近現代史

報告者 川喜田敦子 (中央大学文学部)
       「ドイツ系住民の「追放」とその記憶―被害と加害のはざまで―」
    土居 和江 (静岡平和資料センター)
           「高校生と、大学生と、地域の人びとと、共にする歴史研究」

司 会 岩井 淳 ・ 今村直樹  (静岡大学人文社会科学部)

日 時 2016年8月6日(土)14:00~18:00

会 場 静岡大学人文A棟6F大会議室
http://www.shizuoka.ac.jp/access/map_shizuoka.html

入 場 無 料

今回の研究会では、「地域の戦争体験から考える近現代史」という共通テーマを設け、地域の人々が戦争に巻き込まれ、被害者となるだけでなく、時には加害者ともなり得る歴史を、ドイツと日本の近現代史から探ります。2022年度から高校の地歴で新設が決まった「歴史総合」は、近現代史中心の科目ですが、そこでも戦争の取り扱いが大きな課題となっています。

 報告者のお一人、川喜田敦子先生は、第二次世界大戦後、敗戦によって失われた旧ドイツ領と東欧一帯から、ドイツ系住民が大量に強制移住させられた事実に注目し、ドイツ人の戦争被害の象徴ともいえる問題を扱います。被害の過去をめぐる一国史的な認識をどう乗り越えていけるのか、また、二国間の被害=加害関係を踏まえつつも、それだけにとどまらない地域史的、世界史的な視座にどう接続するのかを掘り下げていただきます。

 もう一人の報告者、土居和江先生は、長年、静岡平和資料センターで活動された実績を踏まえ、静岡県の島田の戦争について高校生と調べた経験や、藤枝の人々と協力してなされた満州開拓調査についてお話しいただき、現在、平和資料センターで進行中の大学生との「防空壕」調査についても報告いただきます。ドイツと日本の戦争体験を比較しながら、地域史と日本史・世界史の繋がりについて議論ができれば幸いです。みなさん、ふるってご参加ください。

主催:

静岡大学人文社会科学部学部長裁量経費「歴史教育の地域的基盤形成を目指した教材・教授資料の探究と高大連携の推進」
静岡歴史教育研究会

問合せ先:岩井 淳(静岡大学人文社会科学部)YQS02036[@]nifty.com

『輪切りで見える! パノラマ世界史』


東海大学文学部の柳原伸洋先生(第1部会・ドイツ近現代史)より、第28回・歴史コミュニケーション研究会のお知らせをいただきました。

羽田正監修『輪切りで見える!パノラマ世界史』という絵本のトークセッション(コメンテーター付き)です。

詳細は、下記URLもご覧ください。
 http://historycommunication.blogspot.jp/2016/07/811830.html

☆今回はUstreamにてネット中継もする予定とのことです。



書籍トークセッション『輪切りで見える! パノラマ世界史』

登壇者:

 宇野瑞木さん(第1巻執筆):専修大学文学部非常勤講師
 内田力さん(第2巻ほか執筆):東京大学大学院博士後期課程
 寺田悠紀さん(第5巻ほか執筆):東京大学大学院博士後期課程

コメンテーター:

 北村厚さん(ドイツ現代史研究者、東京成徳大学高校教員)
 藤井大亮さん(歴史教育論、東海大学・教職研究室)

司会
  
 柳原伸洋(東海大学文学部ヨーロッパ文明学科)


趣旨文(登壇者より)

 世界史を題材にした絵本『輪切りで見える!パノラマ世界史』全5巻(大月書店)が2016年3月に完結しました。『新しい世界史へ』(岩波新書、2011年)の著者・羽田正氏による監修のもとで、若手研究者(院生・ポスドク)、イラストレーター、編集者が協力して古代から現代までの歴史を5冊にまとめました。 

 このシリーズでは、世界史を特定の時代で「輪切り」にして、新しい視点から眺めた世界の過去を紹介しています。その際、小学校高学年~中学生にもわかるように、豊富なイラストと分かりやすい文章で世界史に関する学問の内容を魅力的に提示することを目指しました。

 構想から完成までの約3年間、たくさんの試行錯誤がありました。若手研究者が、研究対象とする地域や時代区分を超えた広い地域、長い時代について解説することも斬新な試みの一つでした。その経験をもとに、当日はトークセッション形式で、制作チームがどのような思いをもって世界史絵本に取り組んだのかをご報告したいと思います。執筆者らを中心に、制作に関わったメンバーが多く出席し、さまざまな関心に応えるためにフロアとの質疑応答を行います。

●日時:2016年8月1日(月)18:30~20:30頃

●場所:東海大学・高輪キャンパス 2号館2201教室

●参加費:200円(資料代及び今後の院生・若手講演者招待資金として)

●質問等は、 yanagihara0701[@]gmail.com まで、お願いします。

「地理総合」と「アクティブラーニング」(8/21@京都)


京都高等学校社会科研究会・同志社高校の川島啓一先生より、「地理総合」と「アクティブラーニング」に関する研究会のご案内を賜りましたので、下記の通り、ご案内いたします。

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2016年度 夏季学習会のご案内

 暑中お見舞い申し上げます。日頃は、当研究会に対するご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。
 6月の春季総会において新しい役員体制が発足しました。3期6年間にわたって会長を務められた庄司春子先生にかわって、新しい会長となりました。研究会活動のますますの活性化にむけて、ひきつづき努力してまいりたいと存じます。どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。
 新しい必修科目「地理総合」「歴史総合」「公共」についての検討が、中央教育審議会などで進められています。当研究会でも歴史教育についての高大連携の活動を積極的に進めてきました。今回の夏季学習会では、文部科学省の指定研究開発として「地理基礎」を担当し、アクティブラーニング型で実践されておられる高木優先生(神戸大学附属中等学校研究開発主任)を講師としてお招きし、「地理基礎」や「地理総合」について学ぶ機会にしたいと思います。必修科目として今まで以上に多くの先生方が関わることになる、今後の地理教育について話し合う事ができればと思います。
 夏期休業中の研修の日として有効に使っていただければ幸いです。ご興味ご関心をおもちの先生方、とりわけ若い先生方のご参加をお待ちしています。

  <記>

 テーマ: 「地理総合」と「アクティブラーニング」

 日時:2016年8月21日(日)14:00~17:00 

 会場:職員会館「かもがわ」

 〒604-0901 京都市中京区土手町夷川上ル末丸町284  TEL 075-256-1307 (銅駝美術工芸高校の北側、ホテル石長の東側

 講演

  高木優先生(神戸大学附属中等教育学校)
  「「深い学び」「対話的な学び」「主体的な学び」の実現を目指した「地理総合」の概要と「地理基礎」の実践について」

  ☆高木優先生は神戸大学附属中等教育学校進路指導部長、研究開発主任(文部科学省指定研究開発「地理基礎」「歴史基礎」)、文部科学省の央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会高等学校地歴・公民科科目の在り方に関する特別チームおよび社会・地理歴史・公民ワーキンググループ委員です。

 日程

  14:00  開会
  報告
   高木優先生(神戸大学附属中等教育学校)
   「「深い学び」「対話的な学び」「主体的な学び」の実現を目指した「地理総合」の概要と「地理基礎」の実践について」

  意見交換
  17:00 終了

 <参加のお申し込み>
 
  同封のFAX用紙かメールで8月20日(土)までにご返事下さい。           
  連絡先:京都高等学校社会科研究会事務局 川島啓一宛
                  〒606-8558 京都市左京区岩倉大鷺町89 同志社高校気付 TEL:075-781-7121
        FAX:075-781-7124
       E-mail:kawasima[@]js.doshisha.ac.jp

 <連絡>                                          
 
  授業プリント・資料教材・研究発表レジュメなどありましたら交流にご持参下さい。レポート参加も大歓迎です。
  現在、研究会案内のメール配信も行っております。受け取りを希望する方は、その旨を事務局の上記メールアドレスへご送信ください。

  歴史部会の「世界史読書会」は現在、『岩波講座 東アジア近現代通史 第5巻-新秩序の模索―1930年代』(岩波書店、2011年)を読み進めています(次回は8月27日土曜日)。ご興味ご関心おありの先生方はどうぞご参加ください。上記事務局までご連絡ください。

2016年7月1日金曜日

高大連携講座 「近世のアジアをどのように学ぶか2」(@神奈川:8月1~3日)


 神奈川県高等学校教科研究会より、夏の高大連携講座のご案内をいただきましたので、お知らせします。
 テーマは、近世のアジアです。近現代が中心になるにせよ、歴史総合を考える上で、重要な鍵になってくるところかと思います。

 なお、午前中は、難関大学をめざす公立・私立の生徒に対しての授業、午後は、その授業についての研究協議が行われます。

 神奈川県高等学校教科研究会・社会科部会歴史分科会
 高大連携講座 「近世のアジアをどのように学ぶか2」

 場所 鎌倉学園高等学校(〒247-0062 鎌倉市山ノ内110 番地)

 テーマおよび講師

 8月1日(月)「近世の南アジア」
   講師 小川 道大(アジア経済研究所) 鈴木 健司(県立横浜明朋高等学校)

 8月2日(火)「近世のアジアとヨーロッパ」
   講師 中村 武司(弘前大学) 大西 信行(中央大学附属杉並高等学校)

 8月3日(水)「近世の東南アジア」
   講師 蓮田 隆志(新潟大学) 中山 拓憲(県立神奈川工業高等学校)
  * 桃木至朗先生(大阪大学)には、3日間を通じてのコーディネーターをお務めいただきます。

 時程(3日間共通)
  9:30~10:30 高等学校教員による授業
  10:40~12:10 大学教員による授業
  12:10~12:30 個別質問時間
  13:30~15:00 当日の授業実践についての研究協議
  15:10~17:00 当日のテーマについての研究協議
  * 午後の研究協議は、教員対象です。1日のみの参加も歓迎いたします。奮ってご参加ください。

 ◎派遣旅費につきましては、誠に恐縮ですが、貴校にてご負担くださいますよう、お願い申し上げます。

2016年6月22日水曜日

第3~5部会合同研究会@東大駒場


今週末開催の高大連携歴史教育研究会の第5および第3・4部会の研究会につきまして、下記の通り、会場が正式に決定いたしましたので、ご案内いたします。

研究会の詳細は、公式ウェブサイトをご覧ください。


 【第3~5部会合同研究会 会場のご案内】

  東京大学駒場キャンパス・21KOMCEE-East(コムシー=イースト)
   http://www.c.u-tokyo.ac.jp/zenki/news/kyoumu/file/2014/21komcee_east_map.pdf
   *正門を入って右奥方向に進んでください。
  (京王井の頭線・駒場東大前駅下車。各駅停車にご乗車ください!

  6月25日(土):第5部会   KOMCEE-East棟2F K211教室
  6月26日(日):第3・4部会 KOMCEE-East棟2F K212教室


 【第3~5部会合同研究会 懇親会】

  6月25日(土):19~21時  駒場ファカルティ・ハウス
   http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_33_j.html
   *研究会会場と対角線上、キャンパスの東南部です。
 
 直前のご案内となってしまいましたが、どうか宜しくお願い致します。

群馬県高等学校教育研究会歴史部会

油井大三郎先生より、群馬県高等学校教育研究会歴史部会の総会 および 夏季研究大会のお知らせをいただきましたので、ご案内いたします。

平成28年度 群馬県高等学校教育研究会歴史部会  総会 ・ 夏季研究大会 


開催日: 平成28年 6月30日(木)

場  所: 群馬県生涯学習センター 視聴覚室 (前橋市文京町2-20-22) 


◎総会(13:30~13:50)


◎夏季研究大会(13:50~16:40)    


 1 発表(関東大会発表者によるプレ発表)

 (1)飯出得男教諭(群馬県立高崎高等学校教諭)   13:50~14:20   

発表テーマ「生徒の思考力を育成する分野融合的授業の実践」


(2)森田真一教諭(群馬県立富岡実業高等学校教諭) 14:20~14:50   

発表テーマ「読み聞かせを取り入れた日本史Aの授業」


2 指導・助言  副部会長 清水 照久(群馬県立安中総合学園高等学校長)  


休憩


 3 講演                       15:00~16:30

講師:東京大学名誉教授 一橋大学名誉教授  油井 大三郎 先生    
『世界史と日本史を総合的に教える面白さを考える-「歴史総合」の魅力を高めるために-』


4 閉会・謝辞 副部会長

2016年6月13日月曜日

「歴史総合」の新設で世界史教育はどうなるか(7月2日/東京)

都立清瀬高校の笹川和則先生より、下記の通り、歴史教育者協議会(東京・世界部会)の例会のお知らせを賜りましたので、ご案内いたします。

会場の住所は、東京都豊島区南大塚2-13-8 千成ビル の5階です


歴史教育者協議会(東京・世界部会)例会

日 時  7月2日(土)午後6時30分~

場 所  歴史教育者協議会の本部 5階会議室 (会場費:200円)
        東京メトロ 丸の内線 新大塚駅 徒歩3分
        JR山手線 大塚駅 徒歩15分

報告者  河合 美喜夫 さん(東京都立永山高等学校)

テーマ  「歴史総合」の新設で世界史教育はどうなるか

内容

新学習指導要領で新科目「歴史総合」が創設される。学術会議が提案した「歴史総合」から文科省の「歴史総合」の論議を検証し、今後の歴史教育、とりわけ世界史教育にどのような影響を与えるのかを報告する。6月5日の歴教協主催の「歴史総合」の学習会で出された論点を深め、世界史教育がどうあるべきかを提示したい。

2016年6月12日日曜日

映画で考える歴史教育の現場

筑波大学附属駒場中・高等学校の山田耕太先生より、下記のとおり、試写会・シンポジウムのご案内をいただきましたので、お知らせいたします。


《特別試写会&シンポジウム》

映画で考える歴史教育の現場―フランス映画『奇跡の教室』をめぐって―


日 時:2016年7月30日(土)14:00~18:00

場 所:共立女子大学3号館6階610教室

特別試写会:『奇跡の教室~受け継ぐ者たちへ~』

基調講演:ユベール・ティゾン(フランス歴史地理教員協会事務局長)

        「フランスの教育現場でのショアーの記憶」

申し込み先:剣持久木 hisaki◎u-shizuoka-ken.ac.jp 〔→@を◎としています〕

        入場無料。参加希望の方は事前にご連絡をお願いします

主 催:科学研究費基盤B「ヨーロッパにおける公共史の実践―歴史博物館、歴史教養メディア、歴史教科書 」

      共立女子大学国際学部

協 力:㈱シンカ、歴史教育者協議会


フランス歴史地理教員協会APHG事務局長のユベール・ティゾン(Hubert Tison)氏をお招きし、「戦争を知らない世代にいかにしてショアー(ホロコースト)を伝えるか」をテーマに、フランスの高校の教育現場の状況の紹介を踏まえたお話ししていただきます。日本側からは、「親も戦争を知らない、今の子供たちの世代」と戦争をどう学ぶのかという問題に関して、日本の教育現場の現状や高校での実践をふまえたコメントを予定しています。

参加ご希望の方は、上記「申し込み先」まで事前にご連絡をお願いいたします。

2016年6月9日木曜日

授業の課題から歴史新科目の構想へ

 近現代史教育研究会の皆川みずゑ先生より、下記の通り、第203回例会のお知らせをいただきました。
どなたでも参加自由とのことですので、初めての方もふるってご参加下さい。


第203回近現代史教育研究会例会のお知らせ



日時  2016年7月9日(土) 午後3時〜6時

会場  成蹊中学・高等学校 中会議室(中央館2階)

報告者 報告者:日髙智彦氏(成蹊中学・高等学校)

テーマ 「歴史が科目になることの意味 ― 授業の課題から歴史新科目の構想へ」

参加費 500円(資料代・郵送費など)

趣旨

 2006年の世界史未履修問題から10年が経つ。この10年間は、大学の歴史学者・教育学者と高校教員との協同がすすみ、高校歴史教育について活発な議論が起こった。これは、学習指導要領改訂に向けての中教審の審議にも影響を与え続けている。新学習指導要領における歴史新科目「歴史総合(仮称)」には、現場からの課題のいくつかが反映されたものとなるだろう。

一方、現場からの課題としての「グローバル化」、「思考力」、「主体的」、「協働的」、「アクティブ・ラーニング」などは新自由主義の概念でもあり、一見ボトムアップに進む議論も、新自由主義・新保守主義に回収される危険性をはらんでいる。例えば、生徒を学習の主体とするアクティブ・ラーニングも、「カリキュラム・マネジメント」によって「◯◯スタンダード」のように画一的に導入されては本来の意味を発揮できないのではないか。

 このような構図の中で、私たち高校教員は、いま、どのような歴史教育が必要なのか、日々、目の前の生徒から問われている。歴史新科目が意味あるものになるかどうかは、ここにどう向き合うかにかかっている。本報告では、このような問題意識から、歴史新科目をめぐる論点を私なりに提出してみたい。そこでは、歴史が科目となることが争点となるだろう。これは、前回(202回)でも示された新科目への「不安」の中で、一歩を踏み出すための論点でもある。(日髙智彦)

参考文献

・『歴史評論』781号(2015年5月号)「特集:高校世界史から市民の世界史へ」
・『歴史評論』791号(2016年3月号)「特集:安倍政権の教育政策と歴史教育の未来」
・『歴史学研究』937号(2015年増刊号)「大会報告:〈特設部会〉地域から世界へ——危機の時代の歴史教育を考える——」
・『歴史学研究』 939号(2015年12月号)「大会報告批判」

連絡先

150-0012 東京都渋谷区広尾3−7−16
東京女学館中学高校 社会科   許 暁静(もと あきしず)
メール a.moto◎tjk.jp  (* ◎は、@としてください)

2016年6月2日木曜日

大阪大学歴史教育研究会・第97回例会

大阪大学歴史教育研究会より、第97回例会の案内をいただきましたので、お知らせいたします。

学界を牽引する中堅・若手研究者による最新の研究動向の紹介および今後の展望に触れる機会となると思いますので、みなさまの奮ってのご参加をお待ちしております。

また、詳細につきましては、阪大歴教研の公式ウェブサイトをご覧ください。
(お問い合わせは、高大歴教研ではなく、阪大歴教研の担当者までお願いいたします)


大阪大学歴史教育研究会・第97回例会


日時:2016年6月18日(土)13:30~17:30


会場:大阪大学(豊中キャンパス)文学研究科本館2階大会議室


プログラム:

【1】市 大樹(大阪大学大学院文学研究科准教授)

 「古文書学から史料学へ―日本古代・中世史の研究分野を中心に―      」

【報告要旨】

 歴史を研究する際に必要不可欠な素材、それが史料である。現在、歴史学が対象とする(ことが期待されている)史料の範囲は極めて広い。かつて日本史(国史)の分野においては、史料といえば、文字資料(文献史料)が主に想定されてきた。文字資料を文書・記録・編纂物に大別した上で、文書を最も重視して、古文書学が発展してきた。やがて、文書の概念に再検討が加えられるとともに、文書のもつ非文字情報の重要性も浮かび上がってきた。また、木簡など新たな文字資料の出現、考古学の飛躍的発展に加えて、文書館学(アーカイブス)の隆盛、ポストモダン(特に言語論的転回)の影響なども無視できなくなってきた。さらに、阪神・淡路大震災や東日本大震災などを契機に、史料の保全・活用も大きな課題となってきている。こうした情勢のなか、古文書学の成果を取り込んだ史料学を構築する必要性が高まっている。本報告では、日本古代・中世史の研究分野を中心に、古文書学から史料学へいたる流れを概観してみたい。



【2】後藤敦史(大阪観光大学専任講師)

 「地図からみる日本の空間認識」

【報告要旨】

 人びとの空間認識、という問題を歴史的に考える場合、地図は重要な史料となる。このような観点で、近年、地図に着目した研究が大きく進展し、さまざまな事実が明らかにされてきた。それは、日本史学の分野においても例外ではない。たとえば、歴史的にみて、日本列島に住んでいた人びとが、どのように「日本」を意識し、それがどう現代につながっているのか、という点が、多様な地図史料から検討されている。本報告は、これらの近年の研究成果によりながら、日本列島をめぐる空間認識の特徴とその歴史的な変化の過程をたどりたい。その際、地図に関わる世界史的な動向にも留意して考察を進めていく。そのうえで、「史料と空間」という問題について議論を深めていくことを目指したい。

2016年6月1日水曜日

6月19日開催 歴史教科書 いままでとこれから XII


筑波大学附属駒場中・高等学校の山田雄太先生より、下記の通り、歴史教科書に関するシンポジウムのご案内を賜りましたので、ご案内いたします。

→主催団体の一つとなります東京歴科研のウェブサイトから、チラシをダウンロードしていただけます。

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12回目を迎える「シンポジウム 歴史教科書 いままでとこれから」ですが、今回は、高校の日本史教科書検定結果の検討に加え、「歴史総合」に関する報告を早稲田大学の近藤孝弘先生にお願いしております。

主にドイツとの比較から、国際的な観点で歴史の学力を捉え、「歴史総合」で培われる学力とはどういったものなのかを考える材料をご提示いただきます。
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シンポジウム 歴史教科書 いままでとこれから XII

日時: 2016 年6月19日(日)13:00~17:30

場所:東京大学農学部1号館2F 8番教室
    *東京メトロ南北線「東大前」駅より徒歩3分/東京メトロ千代田線「根津」駅より徒歩7分/御茶ノ水駅前より都バス(茶51駒込駅南口又は東43荒川土手操車所前行)で「東大農学部前」下車徒歩3分


報告:

 原田敬一(佛教大学)
  「高校日本史教科書の比較検討―近現代史を中心に―」

 小松克己(元埼玉県立高校教員)
  「高校日本史教科書の2015年度検定の実態と問題点」

 近藤孝弘(早稲田大学)
  「国際的な観点から歴史の学力を考える―歴史総合への期待...」

資料代:  800 円

主催: 歴史学研究会/歴史科学協議会/日本史研究会/地方史研究協議会/歴史教育者協議会/東京歴史科学研究会/出版労連/子どもと教科書全国ネット21


2016年5月18日水曜日

東南アジア学会第95回研究大会


東南アジア学会第95回研究大会が下記の通り行われます。

プログラムなどの詳細につきましては、東南アジア学会の公式ホームページをご覧ください。

☆2日目にはパネル「高校世界史における東南アジア関係 用語の厳選その3」が予定されており、高校世界史Bにおける東南アジア史関係用語リスト、その解説や教科書記述の例などが提示される予定です。

☆東南アジア学会の会員でない方も参加自由、また事前予約・参加費などは不要です。

日時: 2016年6月4日(土)・5日(日)

会場: 大阪大学豊中キャンパス法経講義棟
     (〒560-0043大阪府豊中市待兼山町1-5 文学部東洋史学研究室気付)

アクセスマップ:http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access

豊中キャンパス:http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
       (1. 言語文化研究科と 2. 文学研究科の間にある建物が法経講義棟)


「京都」に学び、「京都」を教える


京都高等学校社会科研究会の川島啓一先生(同志社高等学校)より同会の春季総会・研究大会のご案内をいただきましたので、お伝えいたします。

☆詳細につきましては、おって当会のホームページに添付ファイルを掲載します。

 
 日時:6月11日(土)10:30~17:00

 会場:職員会館「かもがわ」 (銅駝美術工芸高校の北側、ホテル石長の東側)
    〒604-0901 京都市中京区土手町夷川上ル末丸町284  TEL 075-256-1307
 
 プログラム

 10:15 受付

 10:30     開会・会長あいさつ

 10:45  総会

 11:30  昼食休憩

 13:00     書評会 髙橋昌明(著)『京都〈千年の都〉の歴史』(岩波新書)

 1)田中 仁 先生(綾部高校・京都府立大学講師)
              「第一章 平安京の誕生 ―はじまりの時代」
              「第二章 「花の都」の光と影」
 2)藤田 雅之 先生(鳥羽高校)
              「第三章 平安京から京都へ ―中世の幕開け」
              「第四章 京と六波羅 ―内乱と災厄を経て」
 3)新出 高久 先生(伏見工業高校)
              「第五章 武家の都として ―南北朝から室町へ」
              「第六章 都を大改造する ―信長と秀吉の京都」
 4)佐藤 靖子 先生(同志社国際高校)
              「第七章 イメージとしての古都 ―江戸時代の京都」
 5)高橋先生からのリプライおよび質疑応答
 
 15:10 (休憩)
 
 15:30 講演+質疑応答

   高橋 昌明 先生(神戸大学名誉教授)
    「平安京-京都の歴史の描き方」
 
 17:00 閉会

 17:30 懇親会


<参加のお申し込み>
 同封のFAX用紙かメールで6月9日(木)までにご返事下さい。
 連絡先:京都高等学校社会科研究会事務局 川島啓一宛
              〒606-8558 京都市左京区岩倉大鷺町89
              同志社高校気付 TEL:075-781-7121
                                        FAX:075-781-7124
       E-mail:kawasima[at]js.doshisha.ac.jp

2016年5月6日金曜日

「歴史総合」と前近代史


文科省の研究開発学校として「歴史基礎」を実践中の神戸大学附属中等教育学校の勝山元照先生より、研究会のご案内をいただきましたので、お知らせいたします。
当会の第三部会も後援として加わっておりますので、関係者のみなさまはじめ、ふるってご参加下さいますよう、お願いいたします。


《開催趣旨》

新学習指導要領で導入される予定の「歴史総合」について,中教審は「近現代史」及び「アクティブ・ラーニング」重視の方向性を打ち出しています。基本的に適切なことと考えますが,「歴史を18世紀後半からいきなり始めてもよいのか?」「ヨーロッパ中心史観に陥りやすいのではないか」「歴史学習におけるアクティブ・ラーニングとは」との疑問も寄せられています。
つきましては,梅津正美,杉山清彦両先生をお招きし,ご講演いただくと共に,前近代史の位置づけについて大いに深めたいと存じます。
ご多用の折恐縮ですが,ふるってご参加いただきますようよろしくお願い申し上げます。


《ご案内》

テーマ 「歴史総合」をどう構成するのか,前近代史はどう位置づくのか

 主 催  神戸大学附属中等教育学校

 後 援  高大連携歴史教育研究会(第3部会)

3 日 時  6月17日(金)

4 場 所  神戸大学附属中等教育学校  
        〒658-0063 神戸市東灘区住吉山手5丁目11-1

5 内容及び日程

 10:30 受付

 10:55~11:45 公開授業 4年(高1)
   奥村 暁 教諭
    「日本はいつから日本か」
 
 11:55~12:45 研究協議

 13:30~14:30 講演 
   杉山 清彦(東京大学)
    「歴史総合」と世界史像 - 分水嶺は「近世」か「近代」か -

 14:40~15:40 講演
   梅津 正美(鳴門教育大学)
    「歴史教育におけるアクティブ・ラーニング -「歴史」を「学ぶ意味」を見出すために-」

 15:50~16:40 質疑・討論 「歴史総合」の構成について


《諸注意》

◆お車でのご来場は駐車スペースがありませんのでご遠慮ください。

◆近隣に飲食店等がありませんので昼食をご持参いただくか弁当をご注文ください。

◆本件の問い合わせ先  担当:小林 078-811-0232

2016年5月5日木曜日

大阪大学歴史教育研究会のご案内


大阪大学歴史教育研究会より、第96回例会のご案内をいただきましたので、お知らせ致します。
詳細につきましては、右記のリンクをご覧ください。
また、参加ご希望の方は、当会ではなく、阪大歴敎件(担当:高木純一さんrekikyoken◎gmail.com *◎を@としてください)までご一報ください。


大阪大学歴史教育研究会より、第96回例会

日時:2016年5月21(土)13:30~17:30

会場:大阪大学豊中キャンパス文学研究科本館2階大会議室

プログラム:

【1】藤村泰夫(「地域から考える世界史プロジェクト」代表・山口県立宇部西高等学校教諭)

「地域から考える世界史」と今後の歴史教育―「歴史総合」「探求世界史」「探求日本史」での活用について―

【報告要旨】
1「地域から考える世界史」の歴史教育における意義、
(1)「地域から考える世界史」とはどのような学習か
 ①身近な地域にある世界史につながる史実の学習
 ②身近な地域に在住する外国人などから聞き取り調査を行い、彼らの持つ歴史(歴史的体験含む)や文化の学習
 ③身近な地域にある史実の中に、世界史を見出す学習(史実の比較など)
(2)「地域から考える世界史」の成立経緯と高校生の歴史認識
 高校地理歴史部の研究活動と高校生の歴史認識の変容
(3)「地域から考える世界史」プロジェクトの活動とその意義
 日本列島各地での中高生対象のセミナー(荒尾、堺、山口、大分、敦賀)

2 「地域から考える世界史」と今後の歴史教育
(1)「地域から考える世界史」の授業実践
 身近な地域の史実を世界史の中で考える授業(周防における重源の東大寺再建活動の世界史的意味)
(2)「地域から考える世界史」と歴史的思考力                      

以上のことをパワ-ポイントやDVなどの映像を使って、具体的な事例をあげて説明していきます。


【2】村井良介(神戸大学地域連携推進室学術研究員)

「戦国大名権力研究の視角―戦国期の特質をめぐって―」

【報告要旨】
 戦国期は中世と近世の転換期にあたる。このため従来の研究では、とくに在地領主の体制的否定を指標として、近世のあり方を基準に、戦国大名を評価する傾向が強かった。
 一方、私的・実力的支配を基軸とする在地領主制の最高の発展段階として戦国大名を位置づけたかつての大名領国制論に対して、1980年代頃からは、戦国期守護論や「自力の村」論など、大名権力の公権としての側面を重視する研究が進展した。とくに後者では、自力の否定による平和の実現を重視し、中世の暴力的支配に対して、近世には法的支配が成立する点を強調した。この支配の性質の変化が、中近世の移行に結びつけられる傾向が強まった。
 しかし、暴力的・私的支配と法的・公的支配を対極に置く二元論や、後者の属性を近世権力に割り当てて、そこに至る過渡期として戦国期を位置づける見方には問題点も多い
 本報告では、戦国期に特徴的に出現する戦国大名、戦国領主の権力構造から、戦国期の特質を論じ、そこから歴史における暴力と法の問題を考える。

2016年5月2日月曜日

青山学院高等部の「現代史」と「歴史総合」(仮称)への展望


東京の私立高校の教員が中心となって運営されている「近現代史教育研究会」の皆川みずゑ先生より、第202回近現代史教育研究会例会のお知らせをいただきましたので、ご案内をいたします。

研究会の詳細は、以下のとおりとなります。
研究会への参加は自由で、はじめての方も歓迎とのことです。

 日時  2016年5月28日(土) 午後3時〜6時

 会場  青山学院高等部書道教室(西校舎2階)

 報告者 報告者:小林和夫氏・西村嘉髙氏・藤本晃裕氏(青山学院高等部)

 テーマ 青山学院高等部の「現代史」と「歴史総合」(仮称)への展望

 参加費 500円(資料代・郵送費など)

 青山学院高等部では1973年度より日本史・世界史融合の現代史の授業を始め、現在に至っています。そして日本学術会議の議論に触発され、2015年度1年次より新しいカリキュラムを実践しています。2015年度1年次の実践を小林・藤本が、2016年度2年次の途中経過と今後について西村が説明します。さらに今まさに動いている「歴史総合」(仮称)について高大連携歴史教育研究会第三部会に所属する西村が議論の概要を紹介し、3名がそれぞれの見解を述べ、討論を通じて深めていきたいと考えています。

 参考文献
 ・西村嘉髙「青山学院高等部の『現代史』の歴史と今後の展望」(『研究報告』青山学院高等部 2016年3月)(注:例会当日に抜刷を配布します。)
 ・西村嘉髙「歴史教育・歴史教科の問題」(『月刊憲法運動』2016年4・5月合併号 通巻450号)

 連絡先 (「高大連携歴史教育研究会」ではなく、下記までお願い致します。)
  150-0012 東京都渋谷区広尾3−7−16    
  東京女学館中学高校 社会科   許 暁静(もと あきしず)
  a.moto◎tjk.jp (@を◎としています)       電話03-3400-0867

「堺」プロジェクト:中学校・高校生の研究発表を募集

この度、堺市博物館の赤澤明さんより、「日本と世界が出会うまち・堺」プロジェクトのご案内をいただきましたので、お知らせいたします。

 今年で4年目を迎える本プロジェクトは、中学・高校の生徒によるグループでの研究発表を募集しています。 

 堺市外からの参加も例年、受け付けておりますので、ふるってご参加いただけますよう、よろしくお願いいたします。

 ↓)発表会までの流れ
 
 6月まで 研究発表の公募
 8月  研究発表相談会
 11月20日 14:00~18:30 発表会@サンスクエア堺ホール

 詳しくは下記のページをご覧ください。
 http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/event/2016sakai_project.html

 *ご質問につきましては、当会ではなく、堺市博物館の赤澤さんまでお願いします。
 
 → 堺市文化観光局  赤澤明 a-a◎city.sakai.lg.jp 〔@を◎としております〕 
   堺市博物館 072-245-6201 FAX 072-245-6263 

2016年4月23日土曜日

エンカレッジスクールにおける世界史授業の実践報告


東海大学文学部の柳原伸洋先生(ドイツ近現代史)より、下記のとおり第26回・歴史コミュニケーション研究会のご案内をいただきました。

詳細につきましては、http://historycommunication.blogspot.jp/2016/04/261571800.html をご覧ください。
また、参加自由・予約不要とのことですので、関心のある方はぜひご参加ください。


第26回・歴史コミュニケーション研究会

報告者:
神 久実子さん(高校教員)

報告:
エンカレッジスクールにおける1年間の世界史授業の実践報告

要旨(報告者から):
 「多様な生徒に対応する」「可能性を活かす」「学び直しの学校」と言われるエンカレッジスクールでの世界史Bの1年間の授業の取り組みについて報告したいと思います。学年の中で世界史を使って受験する生徒が1人もいない中、そして講義を長い時間聞くのがとても苦手な生徒が多い中でどのように取り組んだのか、どのような変化や課題が見られたのか、ということについてご報告させていただきます。
 私にとっては「世界史の授業の中で本当に教えるべきことは何なのか」ということを深く考えさせられた1年間でした。みなさんのご意見もいただけると嬉しいです!

司会:柳原伸洋(東海大学文学部)

日時:2016年5月7日(土)18:00~20:00頃

場所:東京大学出版会 会議室

参加費:200円(資料代及び今後の院生・若手講演者招待資金として)

場所:東京大学出版会 会議室

注意:
休日のため会場にはオートロックがかかっていますので、18:00頃に玄関集合をお願いします。
途中参加の場合は、下記メールアドレス(柳原先生)にご連絡下さい。
→ yanagihara0701◎gmail.com 〔@を◎に変更しています〕

2016年4月12日火曜日

アクティブラーニング公開授業のお知らせ

新潟県立新発田高校の竹田和夫先生より、世界史A・日本史探究・日本史B・倫理の公開授業のご案内をいただきました。


☆いずれも通常授業と同様の形式(研究授業ではない)とし、反転学習+アクティブラーニングのかたちで、司会進行はすべて生徒が行います。

☆授業進度の遅れや基本知識がつかないことをアクティブラーニングの導入を足踏みする現状に対し、授業時間外での反転学習(画像ではなく紙ベースの学習)で対応できることを実証します。

☆もし参観においでいただく場合は、事前に竹田までご連絡ください。
  → takeda.kazuonein.ed.jp  「◎」を「@」としてお送り下さい。 

詳細につきましては、おって当会のホームページに案内をリンクいたします。

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新潟県立新発田高校地歴・公民公開授業

 共通テーマ 「we are all active learner ―生徒と教師が共につくる授業・反転学習導入・他教科科目との融合・リテラシー深化・大学及び地域学知との連携」

 1 日 時 平成28年5月2日(月)1限・2限・4限・6限

 2 授業者 新発田高校教諭 竹田和夫(地歴・公民)

 3 授業名 1限 日本史探究 社会科教室 8時50分~9時45分
        2限 日本史B  社会科教室 9時55分~10時50分
        4限 倫理    1年3組 12時40分~13時35分
        6限 世界史A  3年1組 14時50分~15時45分
        5限は東京大学総合教育センターから取材を受けます

 4 使用教室 各教室を予定しているが特別教室に変更もありうる※前週までに周知化

 5 内 容 (予定)

  日本史探究 「寛政の改革を見直す→ 幕府をめぐる国内・対外交渉」
  日本史B  「古代日本の都城(平城京)を東アジア各国都城と比較→相互の影響はあるのか?」
  倫理 「神話から哲学へ→神話と哲学の違いはどこにあるのか?」
  世界史A 「西アジアの歴史を考える→ 日本と西アジアのつながりはあるのか?」
 
 6 外部参観者  東京大学総合教育センターから3名
           その他 参観を希望する他県・他校の教員

2016年4月4日月曜日

大阪大学歴史教育研究会のご案内

大阪大学歴史教育研究会第95回例会のご案内をいただきましたので、ご紹介します。
今年度の活動方針も示されるとのことですので、新規の方も、これを機会にふるってご参加いただけますよう、お願いします。

詳細は、公式ウェブページをご覧ください。


日時:2016年4月16(土)13:30~17:30

会場:大阪大学豊中キャンパス文学研究科本館2階大会議室

プログラム:

(1)桃木至朗(大阪大学大学院文学研究科教授)

「高校歴史教育・入試改革の動向と大阪大学歴史教育研究会2016年度方針」

【報告要旨】
昨夏に中教審で高校新科目「歴史総合」の設置やアクティブラーニングの全面導入が決まり、来秋までに固まるとみられる学習指導要領が、2022年度から実施される。一方、高大接続システム改革会議で検討が進められている新型入試は、高校基礎学力テストが2019年度から、大学進学希望者学力評価テストが2020年度から実施の予定で、後者には現行指導要領のままで地歴が含まれると見られる。阪大歴教研はこれらについて教化教育学などの立場で直接研究する場ではないが、これらに無関心では、高校教育だけでなく大学側の教養教育・専門教育や教員養成教育の現場で起こるであろう変化に対応できない。それでは大学側がおこなう高大連携活動の意味が失われる。本年度は、こうした緊張感を持ちながら、科学研究費による汎用的な歴史学入門の作成作業を領域・テーマごとに本格化させたい。本報告ではその教育現場での必要性や意味をあらためて示すとともに、昨年発足した全国組織「高大連携歴史教育研究会」、各地での地域連携活動などの取り組みについても紹介したい。

(2)岡本充弘(東洋大学人間科学総合研究所客員研究員)

「歴史の作り手・オーディエンス・媒体」

【報告要旨】
『国境のない時代の歴史』(1993)で提示したこと
 ・歴史認識のありかたと問題点・戦後日本の歴史意識・歴史と近代イデオロギー・歴史と進歩・歴史とアナクロニズム・歴史と未来・グローバリゼーション・歴史という名の「知」
『開かれた歴史』(2013)で問題としたこと
 ・言語論的転回の意味・歴史とナショナリティの関係・グローバルヒストリーの可能性・歴史の多様性・文字的歴史と口述の歴史、画像的映像的歴史・歴史の脱構築論
『歴史を射る』(2015)で問題としたこと
 ・サブタイトルは言語論的転回・文化史・パブリックヒストリー、ナショナルヒストリー。
  以上の問題に加えてサブカルチャー(ゲームや漫画)との関係、などに焦点をあてた若手研究者の文章を合わせて掲載した
現在プロジェクト(「歴史研究の新展開とグローバルシティズンシップ」)で進行させていること
 ・ヒストリー・イン・アカデミック・プレースとヒストリー・イン・パブリック・プレースの関係
 ・歴史とメディアの関係
 ・歴史の共同化の問題(例えばreconciliation)歴史の個人化の問題
などのこれまで考えてきた問題を、とくに専門的な歴史研究(客観的事実の解明を目指すとされる)、歴史の教育(歴史研究者によって確立された事実を伝えているとされる)、そして教育を含めてパブリックな空間における歴史の受容(あるいは変容)との関連、また近年の国際的な歴史研究の動向をふまえて提起する予定です。

2016年2月23日火曜日

歴史教育の未来をひらく-アクティブ・ラーニングと「歴史総合」


日本大学文理学部人文科学研究所総合研究が主催するシンポジウムに日本大学史学会とともに高大連携歴史教育研究会も共催のかたちで加わることとなりました。

☆当日の参加も歓迎ですが、あらかじめ出席を予定されている方は、お名前・ご所属(高大連携歴史教育研究会会員の方は所属部会もふくむ)・懇親会(学内にて。会費3000円程度)参加の有無を、小浜正子先生(当会第2部部会会長) rekishikyoiku0327◎outlook.jpまで、ご一報頂ければ幸甚です。 
*スパム防止のため、@を◎としています。 


【以下、拡散歓迎】

シンポジウム「歴史教育の未来をひらく-アクティブ・ラーニングと『歴史総合』」のご案内

日時:2016年3月27日(日)13:00~17:00      
    東京都世田谷区桜上水3-25-40、京王線下高井戸駅または桜上水駅から徒歩8分 

プログラム   司会・小浜正子(日本大学・中国史)

 報告1:中村 薫(大阪大学・社会科教育法)
   「高等学校での歴史教育の変遷と『歴史総合』の課題」

 報告2:皆川雅樹(専修大学付属高校・日本史)
   「アクティブラーニングと歴史教育
     ―高校日本史の授業実践を通じて―」

 報告3:川島啓一(同志社高校・世界史教育)
   「アクティブラーニングと高校世界史教育
     ―高校生はどんな資質・能力を身につけるべきか」

 コメント1:桃木至朗(大阪大学・東南アジア史)
 コメント2:古川隆久(日本大学・日本近現代史)

 総合討論

主催:日本大学文理学部人文科学研究所総合研究「近現代におけるナショナリズムと歴史認識への各国の対応に関する研究」(代表者:小浜正子)

共催:日本大学史学会・高大連携歴史教育研究会

☆当日の参加も歓迎ですが、あらかじめ出席を予定されている方は、人数把握のため  rekishikyoiku0327◎outlook.jp まで、お名前・ご所属・懇親会参加の有無をご一報頂ければ幸甚です。 
*スパム防止のため、@を◎としています。 

[趣旨]歴史教育は、現在、危機にあると言えます。学生・生徒の歴史意識の希薄化は現在の社会に対する問題意識の低下に直結しており、18歳選挙権が実現しても、それを活かせる歴史認識を踏まえた主体的な判断力を育てられているのか、私たちの歴史教育が厳しく問われています。必修化された世界史は、国際感覚のある市民を育成してきたというよりは、膨大な用語の暗記科目として敬遠される傾向が強まり、主体的な学びを促すアクティブ・ラーニングの導入が唱えられても、多くの教員はどうしていいのかわからないのが現状です。新たな高校必修科目「歴史総合」の設置が決まっても、その内容はいまだ明らかでありません。
 こうした中で、現在、歴史教育が置かれている状況を見きわめ、これからのあり方を探るシンポジウムを企画しました。報告1では、中村薫先生に、高校での歴史教育のこれまでと今後の方向を、制度の変化を確認しつつお話しいただきます。報告2と3は、高校教育の現場から、皆川雅樹先生と川島啓一先生に、アクティブ・ラーニングによる歴史教育の理論と実践の経験と具体的な授業例をお話しいただいて、歴史教育の内容と方法を刷新する最先端の取り組みを紹介します。
 このシンポジウムは、このような高校と大学、研究と教育の協働の中から、歴史教育の未来を模索しようとして企画しました。ご賛同・ご参加いただければ幸甚です。

<報告者等紹介>
・中村 薫(なかむらかおる、大阪大学非常勤講師・社会科教育法)
[主要著作等]『世界史教育の視点と方法』(創元社、2006年)、「世界史教育の課題と今後への提言」『総合歴史教育』第45号、2009年、「世界史用語増加の歴史的背景と問題点」『歴史教育史研究』第13号、2015年。

・皆川雅樹(みながわまさき、専修大学附属高等学校教諭・日本古代史、歴史教育・教育方法)
[主要著作等]『日本古代王権と唐物交易』(吉川弘文館、2014年)、「大学付属高等学校における汎用的な歴史教育の実践と課題―高大接続・連携をめざして―」(大阪大学歴史教育研究会・史学会編『史学会125周年リレーシンポジウム1 教育が開く新しい歴史学』山川出版社、2015年)、「アクティブラーニング型授業は何を目指しているのか?」(日本環境教育フォーラム『地球のこども』2015年9・10月号 

・川島啓一(かわしまけいいち、同志社高等学校・世界史教育)
[主要著作等]「東南アジアの歴史を生徒はどのように学ぶべきか」(帝国書院『世界史のしおり』No.63、2014、「史料と『問い』を充実させた教材を自作し『歴史的思考力』を高めるAL型授業を実践」(河合塾『Guideline』「変わる高校教育(第7回)アクティブラーニング」2015年9月号 

・桃木至朗(ももきしろう、大阪大学文学部教授・東南アジア史)
[主要著作等]『市民のための世界史』(共編著、大阪大学出版会、2014年)、『海域アジア史研究入門』(共編著、岩波書店、2008年)、『わかる歴史・面白い歴史・役に立つ歴史-歴史学と歴史教育の再生を目ざして』(大阪大学出版会、2009年)

・古川隆久(ふるかわたかひさ、日本大学文理学部教授・日本近現代史)
[主要著作等]『昭和天皇』(中央公論新社 2011年)、『ポツダム宣言と軍国日本』(吉川弘文館 2012年)、『戦時下の日本映画』(吉川弘文館 2003年)。

・小浜正子(こはままさこ、日本大学文理学部教授・中国史近現代史、ジェンダー史)

[主要著作等]『歴史を読み替える-ジェンダーから見た世界史』(共編著、大月書店、2014年)、『歴史教育とジェンダー』(共著、青弓社、2011年)、『ジェンダーの中国史』(編著、勉誠出版、2015年)

2016年2月19日金曜日

シンポジウム「地域研究に基づく「世界史」教育の実践的研究」


 この度、東京外大の鈴木茂先生より、科研費「地域研究に基づく「世界史」教育の実践的研究」 に関するシンポジウムのお知らせをいただきましたので、ご案内いたします。


 詳細につきましては、下記のサイトをご覧ください。

 →)海外事情研究所の最新イベント情報としてのお知らせ
  http://www.tufs.ac.jp/common/fs/ifa/index.html

 →)世界史科研のHPでのおしらせ
  http://www.tufs.ac.jp/common/fs/ifa/sekaishi/news.html


 (1)2015年度第3回研究会「韓国の歴史教科書国定化をめぐって」(仮)
 
 報告者
  ①、キム・ジェオク(全南中学校、全国教職員労働組合光州支部政策室長)
  ②、キム・スンジュン(パンリム小学校、全国教職員労働組合光州支部事務局長
  ③、ムン・ミラ(光州教育希望ネットワーク事務局長、「歴史教科書国定化阻止光州市民対策委員会」執行委員長)

 と き 2016年3月5日(土)15:00〜17:30
 ところ 東京外国語大学海外事情研究所会議室
      府中キャンパス 研究講義棟4階427


 (2)シンポジウム「世界史教育の可能性」

 第1部 10:00~12:00 「市民教育としての社会科」

   青木 建一郎(福井県立藤島高等学校)
   コメント:金井 光太朗(東京外国語大学)

 第2部 13:00~15:00 「韓国の世界史教育と教科書国定化が及ぼす影響」

   キム・ジェオク(大韓民国光州広域市全南中学校)
   コメント:君島 和彦(東京学芸大学名誉教授)

 第3部 15:15~17:00  「高校における世界史教育に関する調査結果報告」

   鈴木 茂(東京外国語大学)

 と き 2016年3月6日 9:50開始 (9:15受付開始)

 ところ 東京外国語大学(府中キャンパス) 研究講義棟227教室(2階)


 連絡先:(1)・(2)いずれも

  科研費「地域研究に基づく「世界史」教育の実践的研究」
   事務局 鈴木茂 shigeru.suzuki◎tufs.ac.jp 【@を◎に変更しています。】
 
    もしくは、東京外国語大学海外事情研究所
    183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1 
      電話 042-330-5405 FAX 042-330-5406
        ifa◎tufs.ac.jp 【@を◎に変更しています。】

2016年2月18日木曜日

シンポジウム・高校世界史教科書の記述を考える


立教大学人文研究センター主催のシンポジウムにつきまして、下記のとおり、ご案内いたします。


《公開シンポジウム》

高校世界史教科書の記述を考える


日時:2016年3月19日(土) 13:00-17:30

場所:立教大学池袋キャンパス10号館3階X304教室


[プログラム]

13:00-13:10 趣旨説明 長谷川修一(立教大学)


第1部 世界史教科書記述の「狭間」

13:10-14:00 中澤達哉(東海大学)

         高校世界史教科書と中東欧記述

14:00-14:50 森本一夫(東京大学東洋文化研究所)

                  世界史教科書中の『イスラーム史』をめぐって


第2部 世界史教科書の歴史と教科書検定制度

15:20-16:10 茨木智志(上越教育大学)

        世界史教科書の出発

16:10-17:00 新保良明(東京都市大学・元文科省教科書調査官)

         世界史教科書と教科書検定
 
17:00-17:30 総合討論


[司会]

長谷川修一(立教大学)


[連絡先]

主催:立教大学人文研究センター「高等学校世界史教科書の記述についての研究」

連絡先:立教大学文学部 学部事務1課(人文研究センター担当)

〒171-8501 東京都豊島区 西池袋3丁目34−1 Tel:03-3985-2517

長谷川修一:shasegawa◎rikkyo.ac.jp 【*スパム防止のため、@を◎としています】

東京歴教協世界部会・3月例会


歴史教育者協議会(東京)・世界部会の例会に関する情報をお知らせいただきましたので、ご案内いたします。
 

《東京歴教協世界部会・3月例会》

 日 時  3月5日(土)午後6時30分~

 場 所  歴史教育者協議会の本部 5階会議室 <会場費として200円集めます>
         東京メトロ 丸の内線 新大塚駅 徒歩3分
         JR山手線 大塚駅 徒歩15分

 報告者  笹川 和則さん(東京都立清瀬高等学校)

 テーマ   「歴史的思考力の育成をめざして-1年間のまとめとしての「私の戦後70年談話」-」

 【内容】

質問を3つ載せている授業プリント、定期考査の前に行なう時代を概観するためのネーミング、定期考査後の振り返りシート、日本の進路を問う質問など、歴史的思考力の育成をめざして行っている方法を提示します。また、学年末考査前の最後の授業で実施する予定の「私の戦後70年談話」の作成により、生徒がどのような歴史認識をもつことができたのかを示しますので、歴史的思考力の育成の方法について議論していただきたいと思います。

大阪大学歴史教育研究会(第94回)


大阪大学歴史教育研究会より、下記の通り、例会のお知らせがありましたので、ご案内いたします。

*田口先生の関連業績(PDFファイル)および詳細につきましては、後日、阪大歴教研の公式ホームページをご覧ください(後日、更新)

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日時:2016年3月19(土)13:30~17:30

会場:大阪大学(豊中キャンパス)文学研究科本館2階大会議室

プログラム:

①、荒川正晴氏(大阪大学大学院文学研究科教授)・中村薫氏(大阪大学非常勤講師)

「大学の歴史学入門関係講義の現状と大学生の歴史についての知識状況」

【報告要旨】
最初に、全国主要大学で行われている「史学概論」など概論・入門講義系の授業の現況を紹介するとともに(担当、荒川)、次いでそれを受講する大学生の歴史に関する知識状況とそれへの対応について報告する(担当、中村)。荒川の報告では、データを提示しながら日本の大学で開講されている歴史学に関する概論や入門講義の特徴を明らかにし、その一般的な傾向を紹介する。また中村の報告では、2005年より担当している社会科教育法の授業で、教科書の太字の箇所を中心に、この箇所は入試に出るから覚えるようにという大学生にめだつ模擬授業の実態を踏まえ、学生が授業の対象とした箇所が各時代(世界史の場合は諸地域世界も含め)をこえた歴史の大きな見取り図の中でのどの部分であるかということを意識させる授業内容を構成してきた。とはいえ、こうした見取り図は中村のこれまでの経験上に基づくものであり、こうしたものが適当かどうか、現場の高校教員や大学教員から指摘していただいて、今後歴史の教員をめざす(すでになっている)人たちにとって意義あるものになればと願っている。


②、田口宏二朗氏(大阪大学大学院文学研究科准教授)

「経済成長と中国史」

【報告要旨】
中国「経済成長」の前史をどのように捉えるべきだろうか。そもそも,経済成長がなぜ問題になるのか。この問いについて掘り下げることは,中国経済をめぐる議論やデータの洪水にさらされたわれわれにとって,思考のよりどころを見定めるためにはいくぶんかは役立とう。マルクス歴史学いらい,久しく行われてこなかった歴史学分野と経済学分野との壮大な共同作業について,その一端を紹介する。それとともに,(やや)議論の袋小路に陥り気味の状態からいかに突破口を見つけるか,考えてみたい。

2016年2月15日月曜日

第1部会・第2部会合同中間研究会

この度、下記の要領にて、大会(7/31開催)にむけた第1・2部会の合同研究会を開催いたします。第1・第2部会所属の方々のみならず、その他の部会に所属する会員はもちろん、非会員で当会の活動にご関心をお持ちの方々におかれましても、年度末のお忙しい時期ではございますが、参加いただきますようお願いいたします。
*参加申し込みはこちらまで。(フォームが開きます/3月5日締切)
開催要項(より詳細な案内は公式ホームページからダウンロードできます)
期日:2016年3月20日(日)
場所:関西大学中等部・高等部校舎(関西大学高槻ミューズキャンパス東館)
*JR高槻駅(京都・新大阪いずれからも新快速で約15分程度)より徒歩約10分
*阪急高槻市駅より徒歩約15分
タイムテーブル
 13:00 受付開始
 13:30〜16:00合同会議(以下報告者等敬称略)
 1.基調報告「中教審の動向についての中間報告」 
    小川幸司(長野県立長野高等学校教頭) 
 2.小川報告へのコメント
 ①大学の立場より 桃木至朗(大阪大学大学院文学研究科教授)
 ②高校現場より
  日本史教員 水嶋正稔(兵庫県立芦屋国際中等教育学校教諭)
  世界史教員 矢部正明(関西大学中等部・高等部教諭)
 ③質疑応答と意見交換
  〈小休憩10分〉
 3.実践報告「アクティブラーニングと歴史教育-高校世界史の教育実践から」
    川島啓一(同志社高等学校教諭)
 4.各部会より進捗状況報告と意見交換
 5.連絡タイム(各地域の研究会等の活動の紹介)
  〈休憩と移動 16:00〜16:20〉
 16:20〜17:30 部会別の会合(第1・第2部会)
 17:30〜17:40 全体連絡会(懇親会の案内等)
 ☆懇親会(18:00頃より2時間程度@高槻界隈)

2016年2月5日金曜日

「会報」創刊号のご案内

この度、「会報」(創刊号)が完成いたしましたので、ご案内いたします。

会員のみなさまにおかれましては、当会ウェブページ内の「会報」(*下記リンク)より、ダウンロードをお願いします。
http://www.kodairen.u-ryukyu.ac.jp/newsletter.html

創刊号は、ひとまず速報として、当会設立大会に関するエッセイを収録してあります。

閲覧に必要なパスワードは、会員のみなさまのみに配布しておりますが、
表紙(+目次)は、非会員のみなさまにもご覧いただけます。

今後とも、当会の活動へのご協力の程、なにとぞよろしくお願いいたします。



2016年1月19日火曜日

高等学校世界史教育研究会@新潟県

新潟県立新発田高校の竹田和夫先生より、高等学校世界史教育研究会(@新潟)のご案内をいただきましたので、お知らせいたします。
詳細につきましては、竹田和夫先生takeda.kazuo◎nein.ed.jpまでお問い合わせ下さい。
*スパム防止のため、小文字@を、◎としています。
*会員の皆様におかれましては、お送りしました添付ファイルもご覧ください。



平成28年 高等学校世界史教育研究会要項
 

1 趣  旨
 高校学校の現場での世界史教育の授業実践を持ち寄り、学習指導要領に照らしながら歴史的思考力を伸ばす指導内容・教材・評価に関する検討を行う。


2 期  日
  平成28年 2月 28日(日) 10:00~16:45


3 会  場
  万代市民会館研修室 ※新潟駅より徒歩5分
 (新潟市中央区東万代町9-1 TEL 025(246)7711
          

4 日  程

   [午前の部 日本史教育]

報告①「高校生から見た日本史教育と平安時代学修会で学んでいること」
    新発田高等学校2年生 伊藤 優    

報告②「世界史・日本史の史・資料から何を読み取り、何を教えるか」(予定) 


  [午後の部 世界史教育・日本史教育合同] 
年次テーマ「歴史総合(仮称)への提案」

報告①「歴史総合の始期の設定をいつにするか」及び「世界史と日本史の境界領域「満蒙」」
    新発田高等学校教諭 竹田和夫

報告②「トルコと日本の近代化について」(仮)
    村上中等教育学校 鈴木健一

報告③「アクティブラーニングと21世紀型能力」
    目白大学教授 田尻信壹


小報告 ※中堅・若手教員を中心とした実践報告・研究報告 

           
5 参加申込  前日夕方までに郵便・携帯電話・メールなどで幹事竹田までお申込ください。