2016年6月22日水曜日

第3~5部会合同研究会@東大駒場


今週末開催の高大連携歴史教育研究会の第5および第3・4部会の研究会につきまして、下記の通り、会場が正式に決定いたしましたので、ご案内いたします。

研究会の詳細は、公式ウェブサイトをご覧ください。


 【第3~5部会合同研究会 会場のご案内】

  東京大学駒場キャンパス・21KOMCEE-East(コムシー=イースト)
   http://www.c.u-tokyo.ac.jp/zenki/news/kyoumu/file/2014/21komcee_east_map.pdf
   *正門を入って右奥方向に進んでください。
  (京王井の頭線・駒場東大前駅下車。各駅停車にご乗車ください!

  6月25日(土):第5部会   KOMCEE-East棟2F K211教室
  6月26日(日):第3・4部会 KOMCEE-East棟2F K212教室


 【第3~5部会合同研究会 懇親会】

  6月25日(土):19~21時  駒場ファカルティ・ハウス
   http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_33_j.html
   *研究会会場と対角線上、キャンパスの東南部です。
 
 直前のご案内となってしまいましたが、どうか宜しくお願い致します。

群馬県高等学校教育研究会歴史部会

油井大三郎先生より、群馬県高等学校教育研究会歴史部会の総会 および 夏季研究大会のお知らせをいただきましたので、ご案内いたします。

平成28年度 群馬県高等学校教育研究会歴史部会  総会 ・ 夏季研究大会 


開催日: 平成28年 6月30日(木)

場  所: 群馬県生涯学習センター 視聴覚室 (前橋市文京町2-20-22) 


◎総会(13:30~13:50)


◎夏季研究大会(13:50~16:40)    


 1 発表(関東大会発表者によるプレ発表)

 (1)飯出得男教諭(群馬県立高崎高等学校教諭)   13:50~14:20   

発表テーマ「生徒の思考力を育成する分野融合的授業の実践」


(2)森田真一教諭(群馬県立富岡実業高等学校教諭) 14:20~14:50   

発表テーマ「読み聞かせを取り入れた日本史Aの授業」


2 指導・助言  副部会長 清水 照久(群馬県立安中総合学園高等学校長)  


休憩


 3 講演                       15:00~16:30

講師:東京大学名誉教授 一橋大学名誉教授  油井 大三郎 先生    
『世界史と日本史を総合的に教える面白さを考える-「歴史総合」の魅力を高めるために-』


4 閉会・謝辞 副部会長

2016年6月13日月曜日

「歴史総合」の新設で世界史教育はどうなるか(7月2日/東京)

都立清瀬高校の笹川和則先生より、下記の通り、歴史教育者協議会(東京・世界部会)の例会のお知らせを賜りましたので、ご案内いたします。

会場の住所は、東京都豊島区南大塚2-13-8 千成ビル の5階です


歴史教育者協議会(東京・世界部会)例会

日 時  7月2日(土)午後6時30分~

場 所  歴史教育者協議会の本部 5階会議室 (会場費:200円)
        東京メトロ 丸の内線 新大塚駅 徒歩3分
        JR山手線 大塚駅 徒歩15分

報告者  河合 美喜夫 さん(東京都立永山高等学校)

テーマ  「歴史総合」の新設で世界史教育はどうなるか

内容

新学習指導要領で新科目「歴史総合」が創設される。学術会議が提案した「歴史総合」から文科省の「歴史総合」の論議を検証し、今後の歴史教育、とりわけ世界史教育にどのような影響を与えるのかを報告する。6月5日の歴教協主催の「歴史総合」の学習会で出された論点を深め、世界史教育がどうあるべきかを提示したい。

2016年6月12日日曜日

映画で考える歴史教育の現場

筑波大学附属駒場中・高等学校の山田耕太先生より、下記のとおり、試写会・シンポジウムのご案内をいただきましたので、お知らせいたします。


《特別試写会&シンポジウム》

映画で考える歴史教育の現場―フランス映画『奇跡の教室』をめぐって―


日 時:2016年7月30日(土)14:00~18:00

場 所:共立女子大学3号館6階610教室

特別試写会:『奇跡の教室~受け継ぐ者たちへ~』

基調講演:ユベール・ティゾン(フランス歴史地理教員協会事務局長)

        「フランスの教育現場でのショアーの記憶」

申し込み先:剣持久木 hisaki◎u-shizuoka-ken.ac.jp 〔→@を◎としています〕

        入場無料。参加希望の方は事前にご連絡をお願いします

主 催:科学研究費基盤B「ヨーロッパにおける公共史の実践―歴史博物館、歴史教養メディア、歴史教科書 」

      共立女子大学国際学部

協 力:㈱シンカ、歴史教育者協議会


フランス歴史地理教員協会APHG事務局長のユベール・ティゾン(Hubert Tison)氏をお招きし、「戦争を知らない世代にいかにしてショアー(ホロコースト)を伝えるか」をテーマに、フランスの高校の教育現場の状況の紹介を踏まえたお話ししていただきます。日本側からは、「親も戦争を知らない、今の子供たちの世代」と戦争をどう学ぶのかという問題に関して、日本の教育現場の現状や高校での実践をふまえたコメントを予定しています。

参加ご希望の方は、上記「申し込み先」まで事前にご連絡をお願いいたします。

2016年6月9日木曜日

授業の課題から歴史新科目の構想へ

 近現代史教育研究会の皆川みずゑ先生より、下記の通り、第203回例会のお知らせをいただきました。
どなたでも参加自由とのことですので、初めての方もふるってご参加下さい。


第203回近現代史教育研究会例会のお知らせ



日時  2016年7月9日(土) 午後3時〜6時

会場  成蹊中学・高等学校 中会議室(中央館2階)

報告者 報告者:日髙智彦氏(成蹊中学・高等学校)

テーマ 「歴史が科目になることの意味 ― 授業の課題から歴史新科目の構想へ」

参加費 500円(資料代・郵送費など)

趣旨

 2006年の世界史未履修問題から10年が経つ。この10年間は、大学の歴史学者・教育学者と高校教員との協同がすすみ、高校歴史教育について活発な議論が起こった。これは、学習指導要領改訂に向けての中教審の審議にも影響を与え続けている。新学習指導要領における歴史新科目「歴史総合(仮称)」には、現場からの課題のいくつかが反映されたものとなるだろう。

一方、現場からの課題としての「グローバル化」、「思考力」、「主体的」、「協働的」、「アクティブ・ラーニング」などは新自由主義の概念でもあり、一見ボトムアップに進む議論も、新自由主義・新保守主義に回収される危険性をはらんでいる。例えば、生徒を学習の主体とするアクティブ・ラーニングも、「カリキュラム・マネジメント」によって「◯◯スタンダード」のように画一的に導入されては本来の意味を発揮できないのではないか。

 このような構図の中で、私たち高校教員は、いま、どのような歴史教育が必要なのか、日々、目の前の生徒から問われている。歴史新科目が意味あるものになるかどうかは、ここにどう向き合うかにかかっている。本報告では、このような問題意識から、歴史新科目をめぐる論点を私なりに提出してみたい。そこでは、歴史が科目となることが争点となるだろう。これは、前回(202回)でも示された新科目への「不安」の中で、一歩を踏み出すための論点でもある。(日髙智彦)

参考文献

・『歴史評論』781号(2015年5月号)「特集:高校世界史から市民の世界史へ」
・『歴史評論』791号(2016年3月号)「特集:安倍政権の教育政策と歴史教育の未来」
・『歴史学研究』937号(2015年増刊号)「大会報告:〈特設部会〉地域から世界へ——危機の時代の歴史教育を考える——」
・『歴史学研究』 939号(2015年12月号)「大会報告批判」

連絡先

150-0012 東京都渋谷区広尾3−7−16
東京女学館中学高校 社会科   許 暁静(もと あきしず)
メール a.moto◎tjk.jp  (* ◎は、@としてください)

2016年6月2日木曜日

大阪大学歴史教育研究会・第97回例会

大阪大学歴史教育研究会より、第97回例会の案内をいただきましたので、お知らせいたします。

学界を牽引する中堅・若手研究者による最新の研究動向の紹介および今後の展望に触れる機会となると思いますので、みなさまの奮ってのご参加をお待ちしております。

また、詳細につきましては、阪大歴教研の公式ウェブサイトをご覧ください。
(お問い合わせは、高大歴教研ではなく、阪大歴教研の担当者までお願いいたします)


大阪大学歴史教育研究会・第97回例会


日時:2016年6月18日(土)13:30~17:30


会場:大阪大学(豊中キャンパス)文学研究科本館2階大会議室


プログラム:

【1】市 大樹(大阪大学大学院文学研究科准教授)

 「古文書学から史料学へ―日本古代・中世史の研究分野を中心に―      」

【報告要旨】

 歴史を研究する際に必要不可欠な素材、それが史料である。現在、歴史学が対象とする(ことが期待されている)史料の範囲は極めて広い。かつて日本史(国史)の分野においては、史料といえば、文字資料(文献史料)が主に想定されてきた。文字資料を文書・記録・編纂物に大別した上で、文書を最も重視して、古文書学が発展してきた。やがて、文書の概念に再検討が加えられるとともに、文書のもつ非文字情報の重要性も浮かび上がってきた。また、木簡など新たな文字資料の出現、考古学の飛躍的発展に加えて、文書館学(アーカイブス)の隆盛、ポストモダン(特に言語論的転回)の影響なども無視できなくなってきた。さらに、阪神・淡路大震災や東日本大震災などを契機に、史料の保全・活用も大きな課題となってきている。こうした情勢のなか、古文書学の成果を取り込んだ史料学を構築する必要性が高まっている。本報告では、日本古代・中世史の研究分野を中心に、古文書学から史料学へいたる流れを概観してみたい。



【2】後藤敦史(大阪観光大学専任講師)

 「地図からみる日本の空間認識」

【報告要旨】

 人びとの空間認識、という問題を歴史的に考える場合、地図は重要な史料となる。このような観点で、近年、地図に着目した研究が大きく進展し、さまざまな事実が明らかにされてきた。それは、日本史学の分野においても例外ではない。たとえば、歴史的にみて、日本列島に住んでいた人びとが、どのように「日本」を意識し、それがどう現代につながっているのか、という点が、多様な地図史料から検討されている。本報告は、これらの近年の研究成果によりながら、日本列島をめぐる空間認識の特徴とその歴史的な変化の過程をたどりたい。その際、地図に関わる世界史的な動向にも留意して考察を進めていく。そのうえで、「史料と空間」という問題について議論を深めていくことを目指したい。

2016年6月1日水曜日

6月19日開催 歴史教科書 いままでとこれから XII


筑波大学附属駒場中・高等学校の山田雄太先生より、下記の通り、歴史教科書に関するシンポジウムのご案内を賜りましたので、ご案内いたします。

→主催団体の一つとなります東京歴科研のウェブサイトから、チラシをダウンロードしていただけます。

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12回目を迎える「シンポジウム 歴史教科書 いままでとこれから」ですが、今回は、高校の日本史教科書検定結果の検討に加え、「歴史総合」に関する報告を早稲田大学の近藤孝弘先生にお願いしております。

主にドイツとの比較から、国際的な観点で歴史の学力を捉え、「歴史総合」で培われる学力とはどういったものなのかを考える材料をご提示いただきます。
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シンポジウム 歴史教科書 いままでとこれから XII

日時: 2016 年6月19日(日)13:00~17:30

場所:東京大学農学部1号館2F 8番教室
    *東京メトロ南北線「東大前」駅より徒歩3分/東京メトロ千代田線「根津」駅より徒歩7分/御茶ノ水駅前より都バス(茶51駒込駅南口又は東43荒川土手操車所前行)で「東大農学部前」下車徒歩3分


報告:

 原田敬一(佛教大学)
  「高校日本史教科書の比較検討―近現代史を中心に―」

 小松克己(元埼玉県立高校教員)
  「高校日本史教科書の2015年度検定の実態と問題点」

 近藤孝弘(早稲田大学)
  「国際的な観点から歴史の学力を考える―歴史総合への期待...」

資料代:  800 円

主催: 歴史学研究会/歴史科学協議会/日本史研究会/地方史研究協議会/歴史教育者協議会/東京歴史科学研究会/出版労連/子どもと教科書全国ネット21