2016年7月31日日曜日

高大連携歴史教育研究会・第2回大会

この度、高大連携歴史教育研究会の第2回大会のアウトラインが決まりましたので、ご案内いたします。
「歴史総合」(仮称)と入試の今後の在り方を討議するシンポジウムを企画しておりますので、皆さまのご参加をお待ちしております。

なお、大会は事前申し込み制となっております。

会場準備の都合により、申し込みフォーム(*クリックで転送)よりご登録ください。


高大連携歴史教育研究会・第2回大会のお知らせ

 
◇日程 2016年7月31日(日) 

◇場所 神戸大学附属中等教育学校住吉校舎  


◇会場整理費 会員 無料  非会員 1,000円


◇プログラム


・9:30 受付開始

・9:30-10:00 運営委員会(受付と並行して開催) 
・10:00-10:30 地域別・教科別研究会連絡委員会 
・10:30-11:30 各部会
・11:30-12:30 総会
     (昼食休憩)
・13:30-17:30 シンポジウム 「歴史総合」と入試改革  
  13:30-13:40 趣旨説明 油井大三郎(会長)  
  13:40-14:10 報告1 「歴史総合」と歴史的思考力 勝山元照(神戸大学附属中等教育学校副校長)
  14:10-14:50 報告2 「歴史総合」をどう組み立てるか 君島和彦(第3部会長)
  14:50-15:20 報告3 歴史的思考・判断・表現を問う評価問題のあり方 原田智仁(兵庫教育大学)
  15:20-15:40 休憩 
  15:40-16:00 コメント1 中教審の審議と「歴史総合」 小川幸司(第1部会副部会長・長野県長野高等学校)
  16:00-16:20 コメント2 歴史的思考力の定式化と用語精選 桃木至朗(第1部会長・大阪大学)
  16:20-17:30 総合討論
・17:30 閉会

◇懇親会 18:30~20:30
懇親会(天安閣(立食形式)/参加費は5000円程度 学生料金あり)

2016年7月21日木曜日

地域の戦争体験から考える近現代史(8/6@静岡)


静岡大学の岩井淳先生より、「地域の戦争体験から考える近現代史」に関する研究会のご案内をいただきましたので、お知らせします。


地域の戦争体験から考える近現代史

報告者 川喜田敦子 (中央大学文学部)
       「ドイツ系住民の「追放」とその記憶―被害と加害のはざまで―」
    土居 和江 (静岡平和資料センター)
           「高校生と、大学生と、地域の人びとと、共にする歴史研究」

司 会 岩井 淳 ・ 今村直樹  (静岡大学人文社会科学部)

日 時 2016年8月6日(土)14:00~18:00

会 場 静岡大学人文A棟6F大会議室
http://www.shizuoka.ac.jp/access/map_shizuoka.html

入 場 無 料

今回の研究会では、「地域の戦争体験から考える近現代史」という共通テーマを設け、地域の人々が戦争に巻き込まれ、被害者となるだけでなく、時には加害者ともなり得る歴史を、ドイツと日本の近現代史から探ります。2022年度から高校の地歴で新設が決まった「歴史総合」は、近現代史中心の科目ですが、そこでも戦争の取り扱いが大きな課題となっています。

 報告者のお一人、川喜田敦子先生は、第二次世界大戦後、敗戦によって失われた旧ドイツ領と東欧一帯から、ドイツ系住民が大量に強制移住させられた事実に注目し、ドイツ人の戦争被害の象徴ともいえる問題を扱います。被害の過去をめぐる一国史的な認識をどう乗り越えていけるのか、また、二国間の被害=加害関係を踏まえつつも、それだけにとどまらない地域史的、世界史的な視座にどう接続するのかを掘り下げていただきます。

 もう一人の報告者、土居和江先生は、長年、静岡平和資料センターで活動された実績を踏まえ、静岡県の島田の戦争について高校生と調べた経験や、藤枝の人々と協力してなされた満州開拓調査についてお話しいただき、現在、平和資料センターで進行中の大学生との「防空壕」調査についても報告いただきます。ドイツと日本の戦争体験を比較しながら、地域史と日本史・世界史の繋がりについて議論ができれば幸いです。みなさん、ふるってご参加ください。

主催:

静岡大学人文社会科学部学部長裁量経費「歴史教育の地域的基盤形成を目指した教材・教授資料の探究と高大連携の推進」
静岡歴史教育研究会

問合せ先:岩井 淳(静岡大学人文社会科学部)YQS02036[@]nifty.com

『輪切りで見える! パノラマ世界史』


東海大学文学部の柳原伸洋先生(第1部会・ドイツ近現代史)より、第28回・歴史コミュニケーション研究会のお知らせをいただきました。

羽田正監修『輪切りで見える!パノラマ世界史』という絵本のトークセッション(コメンテーター付き)です。

詳細は、下記URLもご覧ください。
 http://historycommunication.blogspot.jp/2016/07/811830.html

☆今回はUstreamにてネット中継もする予定とのことです。



書籍トークセッション『輪切りで見える! パノラマ世界史』

登壇者:

 宇野瑞木さん(第1巻執筆):専修大学文学部非常勤講師
 内田力さん(第2巻ほか執筆):東京大学大学院博士後期課程
 寺田悠紀さん(第5巻ほか執筆):東京大学大学院博士後期課程

コメンテーター:

 北村厚さん(ドイツ現代史研究者、東京成徳大学高校教員)
 藤井大亮さん(歴史教育論、東海大学・教職研究室)

司会
  
 柳原伸洋(東海大学文学部ヨーロッパ文明学科)


趣旨文(登壇者より)

 世界史を題材にした絵本『輪切りで見える!パノラマ世界史』全5巻(大月書店)が2016年3月に完結しました。『新しい世界史へ』(岩波新書、2011年)の著者・羽田正氏による監修のもとで、若手研究者(院生・ポスドク)、イラストレーター、編集者が協力して古代から現代までの歴史を5冊にまとめました。 

 このシリーズでは、世界史を特定の時代で「輪切り」にして、新しい視点から眺めた世界の過去を紹介しています。その際、小学校高学年~中学生にもわかるように、豊富なイラストと分かりやすい文章で世界史に関する学問の内容を魅力的に提示することを目指しました。

 構想から完成までの約3年間、たくさんの試行錯誤がありました。若手研究者が、研究対象とする地域や時代区分を超えた広い地域、長い時代について解説することも斬新な試みの一つでした。その経験をもとに、当日はトークセッション形式で、制作チームがどのような思いをもって世界史絵本に取り組んだのかをご報告したいと思います。執筆者らを中心に、制作に関わったメンバーが多く出席し、さまざまな関心に応えるためにフロアとの質疑応答を行います。

●日時:2016年8月1日(月)18:30~20:30頃

●場所:東海大学・高輪キャンパス 2号館2201教室

●参加費:200円(資料代及び今後の院生・若手講演者招待資金として)

●質問等は、 yanagihara0701[@]gmail.com まで、お願いします。

「地理総合」と「アクティブラーニング」(8/21@京都)


京都高等学校社会科研究会・同志社高校の川島啓一先生より、「地理総合」と「アクティブラーニング」に関する研究会のご案内を賜りましたので、下記の通り、ご案内いたします。

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2016年度 夏季学習会のご案内

 暑中お見舞い申し上げます。日頃は、当研究会に対するご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。
 6月の春季総会において新しい役員体制が発足しました。3期6年間にわたって会長を務められた庄司春子先生にかわって、新しい会長となりました。研究会活動のますますの活性化にむけて、ひきつづき努力してまいりたいと存じます。どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。
 新しい必修科目「地理総合」「歴史総合」「公共」についての検討が、中央教育審議会などで進められています。当研究会でも歴史教育についての高大連携の活動を積極的に進めてきました。今回の夏季学習会では、文部科学省の指定研究開発として「地理基礎」を担当し、アクティブラーニング型で実践されておられる高木優先生(神戸大学附属中等学校研究開発主任)を講師としてお招きし、「地理基礎」や「地理総合」について学ぶ機会にしたいと思います。必修科目として今まで以上に多くの先生方が関わることになる、今後の地理教育について話し合う事ができればと思います。
 夏期休業中の研修の日として有効に使っていただければ幸いです。ご興味ご関心をおもちの先生方、とりわけ若い先生方のご参加をお待ちしています。

  <記>

 テーマ: 「地理総合」と「アクティブラーニング」

 日時:2016年8月21日(日)14:00~17:00 

 会場:職員会館「かもがわ」

 〒604-0901 京都市中京区土手町夷川上ル末丸町284  TEL 075-256-1307 (銅駝美術工芸高校の北側、ホテル石長の東側

 講演

  高木優先生(神戸大学附属中等教育学校)
  「「深い学び」「対話的な学び」「主体的な学び」の実現を目指した「地理総合」の概要と「地理基礎」の実践について」

  ☆高木優先生は神戸大学附属中等教育学校進路指導部長、研究開発主任(文部科学省指定研究開発「地理基礎」「歴史基礎」)、文部科学省の央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会高等学校地歴・公民科科目の在り方に関する特別チームおよび社会・地理歴史・公民ワーキンググループ委員です。

 日程

  14:00  開会
  報告
   高木優先生(神戸大学附属中等教育学校)
   「「深い学び」「対話的な学び」「主体的な学び」の実現を目指した「地理総合」の概要と「地理基礎」の実践について」

  意見交換
  17:00 終了

 <参加のお申し込み>
 
  同封のFAX用紙かメールで8月20日(土)までにご返事下さい。           
  連絡先:京都高等学校社会科研究会事務局 川島啓一宛
                  〒606-8558 京都市左京区岩倉大鷺町89 同志社高校気付 TEL:075-781-7121
        FAX:075-781-7124
       E-mail:kawasima[@]js.doshisha.ac.jp

 <連絡>                                          
 
  授業プリント・資料教材・研究発表レジュメなどありましたら交流にご持参下さい。レポート参加も大歓迎です。
  現在、研究会案内のメール配信も行っております。受け取りを希望する方は、その旨を事務局の上記メールアドレスへご送信ください。

  歴史部会の「世界史読書会」は現在、『岩波講座 東アジア近現代通史 第5巻-新秩序の模索―1930年代』(岩波書店、2011年)を読み進めています(次回は8月27日土曜日)。ご興味ご関心おありの先生方はどうぞご参加ください。上記事務局までご連絡ください。

2016年7月1日金曜日

高大連携講座 「近世のアジアをどのように学ぶか2」(@神奈川:8月1~3日)


 神奈川県高等学校教科研究会より、夏の高大連携講座のご案内をいただきましたので、お知らせします。
 テーマは、近世のアジアです。近現代が中心になるにせよ、歴史総合を考える上で、重要な鍵になってくるところかと思います。

 なお、午前中は、難関大学をめざす公立・私立の生徒に対しての授業、午後は、その授業についての研究協議が行われます。

 神奈川県高等学校教科研究会・社会科部会歴史分科会
 高大連携講座 「近世のアジアをどのように学ぶか2」

 場所 鎌倉学園高等学校(〒247-0062 鎌倉市山ノ内110 番地)

 テーマおよび講師

 8月1日(月)「近世の南アジア」
   講師 小川 道大(アジア経済研究所) 鈴木 健司(県立横浜明朋高等学校)

 8月2日(火)「近世のアジアとヨーロッパ」
   講師 中村 武司(弘前大学) 大西 信行(中央大学附属杉並高等学校)

 8月3日(水)「近世の東南アジア」
   講師 蓮田 隆志(新潟大学) 中山 拓憲(県立神奈川工業高等学校)
  * 桃木至朗先生(大阪大学)には、3日間を通じてのコーディネーターをお務めいただきます。

 時程(3日間共通)
  9:30~10:30 高等学校教員による授業
  10:40~12:10 大学教員による授業
  12:10~12:30 個別質問時間
  13:30~15:00 当日の授業実践についての研究協議
  15:10~17:00 当日のテーマについての研究協議
  * 午後の研究協議は、教員対象です。1日のみの参加も歓迎いたします。奮ってご参加ください。

 ◎派遣旅費につきましては、誠に恐縮ですが、貴校にてご負担くださいますよう、お願い申し上げます。