2018年12月21日金曜日

高大連携歴史教育研究会・第4部会研究会

2018年11月に大学入学共通テスト第2回試行調査(プレテスト)が実施され、いよいよ来年度より大学入試制度が大きく変わることになります。この入試制度改革は、いわゆる「学力の3要素」に基づく一連の学校教育改革の流れの中に位置づけることができ、「歴史的思考力」を評価する問題が出題されています。一方、2018年3月に発表された高校の新学習指導要領によって、2022年度より新科目「歴史総合」が導入されることになりました。「歴史総合」が大学入試でどのように扱われるかは未確定ですが、学習指導要領には評価方法についての言及がなく、今後、成績評価について検討を重ねていく必要があります。

そこで、今回、下記の要領で、第2回プレテストの「世界史B」「日本史B」問題の分析とともに、「歴史総合」の評価方法をテーマとして研究会を開催することにいたしました。奮ってご参加ください。



                <記> 

日時:2019年1月12日(土)14:00~17:00

場所:青山学院大学青山キャンパス14号館14509教室

*正門右手の建物の5階です。

(https://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/)


【報告】

1、大学入試センター大学入学共通テストの試行調査(プレテスト)分析

「世界史B」:松丸徹治(静岡県立静岡高等学校)

「日本史B」:大庭大輝(筑波大学附属高等学校)

2、「歴史総合」の成績評価の可能性 ~DP Historyの評価方法を参考に~

       山本勝治(東京学芸大学附属国際中等教育学校)



☆なお、会場整理の関係上、参加をご希望の場合は、鈴木まで「研究会参加」のタイトルをつけてメールでご連絡ください。(shigeru.suzuki@tufs.ac.jp)

☆終了後、近くで懇親会を行う予定です。


主催:高大連携歴史教育研究会第四部会部(部会長 鈴木茂)

共催:青山学院大学史学会、科研費研究プロジェクト「高大連携による歴史教育の実践的研究」(代表:金井光太朗)

高大連携歴史教育研究会・第2部会研究会

当会第2部会では、この度、教材共有サイトをさらに活用するため、サイトの教材を使った授業実践などを報告して経験を共有する研究会を企画しています。
多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

       <記>  

 日時:2018年12月23日(日・祝)12:30~16:30

 場所:日本大学文理学部3号館3309教室(東京都世田谷区桜上水3-25-40)
   (京王線下高井戸駅より徒歩8分 https://www.chs.nihon-u.ac.jp/access/ )

 【報告】
 川崎一輝(京都・同志社中学高校)「「もののけ姫」から考える室町時代」

 野々山新:(愛知・日進西高校)「授業実践報告:大宰府が世界史を動かしたといえるか? ~教材共有サイトを用いた高大連携の試み~」

 早川和彦(東京・筑波大付属駒場高校)「原爆投下はなぜドイツではなかったか? ~これは使える! 教材共有サイトの参考文献~」

 牧野一高(静岡・藤枝東高校)「定時制の生徒は何を学んだのか ~教材共有サイトの教材を実践して~」

 山下裕樹子(東京・淵江高校)「誰がヒトラーを支持したのか ~教材共有サイトの可能性を探って~」

 山田道行(東京・京華中学高校)「教材共有サイトの事例活用報告(仮)」

 川島啓一(京都・同志社中学高校)「明日の授業に困ったら ~教材共有サイトから広がる歴史教育~」

 【コメント】吉嶺茂樹(北海道・有朋高校)

  ☆終了後、近くで懇親会を行う予定です。
 ☆人数把握のため、ご参加の方は原則として一週間前までに mkohama@gmail.comと kakikukeiichi@gmail.comの両方にご連絡をお願い致します。
 ☆教材共有サイトについてのご質問などは、dai2bukai.adm@gmail.comへどうぞ。
 ☆上記アドレスの@は半角に直して使用して下さい。

2018年3月16日金曜日

次期学習指導要領案についてのパブリック・コメント(高大連携歴史教育研究会運営委員会)

高大連携歴史教育研究会運営委員会は、次期学習指導要領案についてのパブリック・コメントを、3月13日に下記の通り送付しました。
(一部、字句・改行などの書き換えを行っています)

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次期学習指導要領案における高等学校の歴史教育部分について以下のようにコメントします。

I 総則について

① 従来、高等学校における歴史教育は、「暗記科目」という受け止め方が強かったのに対して、「主体的・対話的で深い学び」への転換の重要性を総則で明記した点は評価できますが、これを実現するには、現職教員の研修の充実や大学の教員養成課程のカリキュラム改革なしには不可能であると考えます。

② 今回、初めて「教育課程に基づき組織的かつ計画的に各学校の教育活動の質の向上」をはかるため、「カリキュラム・マネジメント」が導入されましたが、教育の向上はなによりも個々の教員や教員団の自主的な努力を中心に進められるべきであり、カリキュラム・マネジメントが個々の教員や教員団の自主性や意欲を阻害しないものとなるような工夫が必要と考えます。

③ 教育の目標として、「我が国と郷土を愛し、個性豊かな文化の創造を図る」こととともに、「他国を尊重し、国際社会の平和と発展や環境の保全に貢献」することが掲げられていますが、グローバル化時代の教育ではこの二目標のバランスをとることが極めて重要であり、歴史教育ではとくに自国中心になりがちであるため、他国の主張にも配慮し、生徒が「多面的、多角的」に学べる工夫をはかるべきと考えます。

II 歴史総合について

① 我が国の歴史教育では初めて「世界とその中の日本を広く相互的な視野」から学ぶ科目が必履修科目として設定されたことは大変意義深いことと考えます。ただ2単位という時間的制約から18世紀以降の「近現代史」に限定し、しかも、「答申」の別添3-8では明示されていた「結び付く日本と世界」の部分で「近代化の前の各地域の状況について」ふれると指摘されていたものが、発表された次期学習指導要領案ではなくなっている点に大きな疑問を感じます。何故なら、近現代社会の歴史的意義は、前近代社会における身分制などとの対比によって初めて十分に理解されるものと考えるためです。それ故、「答申」に書かれていたような前近代部分そのものを詳しく教える従来型の授業に戻らないように注意しながら、前近代部分を復活させることを強く希望します。

② 高等学校における歴史教育では、世界史と日本史の担当者が別になっているのが一般的であり、「歴史総合」のような世界史と日本史の統合科目の教育を無理なく進めるには、現職教員の研修の充実や教職課程カリキュラムの改革が不可欠であると考えます。

③ 「主体的・対話的な深い学び」を重視する観点から知識と技能のバランスに留意したり、現代的諸課題との関連を生徒に考えさせる工夫をしている点は評価できますが、近現代史をなぜ「近代化」・「国際秩序の変化と大衆化」・「グローバル化」という大単元を中心に構成したのかの説明がない上、各大単元の説明でも、「答申」の別添3-8では書かれていた「欧米等特定の地域の動きやそれらの動きが歴史に与える影響のみに着目することがないよう留意する必要がある」との指摘が十分活かされていない点の改善が必要と考えます。

Ⅲ 世界史探究について

① 歴史的特質を持った諸地域が交流・再編、結合・変容をへて地球世界を形成していくという従来の世界史Bを踏襲した内容構成ですが、やがて地球世界を構成していく諸地域の学習において(内容B-(3))、アフリカ、南北アメリカ、オセアニアが欠落しています。通時的に地球世界の形成を学習し、その課題を探究するならば、世界史学習の始めから地球全体を視野に入れて地域を区分すべきではないでしょうか。今回の科目の改変で、生徒が世界の前近代史を学習する機会は、小・中・高の必修科目からは大きく削減されることになりました。なればこそ、世界史探究においては、特定の地域が文化の伝播や支配の対象となってはじめて学習対象となるようなことがないように、配慮すべきと考えます。

② 「時期や年代,推移,比較,相互の関連や現代世界とのつながりなどに着目」、「背景や原因,結果や影響,事象相互の関連,諸地域相互のつながりなどに着目」のように、歴史系の科目における探究の見方・考え方を提示していることの意義は評価できます。しかし、「問いを表現する」活動が、内容B・C・Dのように、その時代と世界の全体を俯瞰するような考察に偏っており、ただでさえイメージしづらい異文化を学習する生徒にとっては、自らの問題として取り組むことが難しいでしょう。むしろ、内容A「世界史へのまなざし」のように、生徒自身の歴史へ問いかけ方によって歴史の見え方・描き方も変わってくる、というような、歴史を見る「私」の位置について考える―歴史総合で学習した歴史の学び方のひとつのはずです―ことをより重視すべきではないでしょうか。そのためには、生徒が生活する地域と日本や東アジアや世界との結びつきを考察したり、指導要領の内容の(時期)区分とは異なる時期区分で「問いを表現する」機会を、内容の取り扱いにおいて求めてもいいと考えます。

③ 今回の学習指導要領の改訂による現行からの変化は、小・中・高の必修科目において(これまで必修世界史が担っていた)世界の諸地域の前近代史を学習する機会が大きく削減されることです。近現代史の重視や日本と世界との関係を意識する改訂の趣旨は理解しますが、とはいえ、世界の諸地域の現在を歴史的経緯から理解することは、「グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の有為な形成者に必要な公民としての資質・能力」の育成にとっても重要なはずです。改訂で生じる「弱点」を解消するために、あたらしい科目構成でどう配慮すべきなのか、改訂を行った側の見解を示すべきと考えます。

IV 日本史探究について

① 今までの日本史B(4単位)に代わり、「世界の歴史と関連付け」と「思考力、判断力、表現力等を身に付ける」ことを目指す日本史探究(3単位)が設定されました。今までの日本史Bもこの2点は重要とされましたが、今回はさらに踏み込んだ内容であり、その点では評価できます。ただし、授業時間が1単位(35時間減)にもかかわらず、分量がほとんど減少しておらず、近現代史はおろか近世史の途中で1年間の授業が終了してします恐れがあります。たとえば、D(3)のアでは「次のような知識を身に付けること」とあり、たくさんの用語が並んでいます。これらをすべて授業で行うのは分量過多となります。中学校までの既習知識を利用したテーマを選択することも考えられます。これらを実行するために単位数の維持を望みたいところですが、それがかなわないのであれば、用語や内容の精選を行う必要があります。

② 小学校の歴史、中学校の歴史的分野、高等学校の歴史総合において、児童・生徒は程度の差はあれ日本の歴史を学んでおり、4回目の日本史学習となる日本史探究では従来の通史的授業方法と別に主題学習の幅を広げることが可能です。たとえば、全時代を通じての学習、たとえば女性の地位の変遷、教育の変遷、租税の変遷、農具の変遷などの学習をすることも考えられます。今回の学習指導要領案にも「時代を通観する問いが表現できるよう指導を工夫すること」、「多面的・多角的に考察」し「仮説を表現」することが強調されています。その時間を確保するためにも既習の通史部分については、内容や用語の精選さらには授業テーマの選択を認めることが不可欠と考えます。

③ 現行指導要領と比較して「変化」「変容」「転換」「画期」という用語が多く使われ、時代の変化に着目していこうとする考え方には賛成です。そのためにも全時代を通観するのに有効な概念用語の習得はとても大切な鍵となります。中央教育審議会の答申でも「概念等に関わる知識の習得」(別添3-6および3-10)が大事であると読み取れます。概念用語について指導要領でも踏み込むとともに、その時間を確保するためにも用語や内容の精選が必須です。

④ 歴史系科目の単位減でもっとも影響を受けるのは世界史です。D(4)の「②世界の中の日本」を「身に付ける」とあることから、世界と日本との関連に時間を割き、生徒がグローバル化に対応するためにも必要な世界史の素養を補うべきと考えます。よって日本史探究でもグローバルヒストリーの成果を活用して、世界との関連を意識した学習に多くの時間を割くべきだと考えます。

V 用語の整理について

① 「答申」では「高等学校地理歴史科の歴史系科目では、教材で扱われる用語が膨大になっていることが指摘されていることから、歴史用語について、研究者と教員の対話を通じ、「社会的事象の歴史的な見方・考え方」等も踏まえ、地理歴史科の科目のねらいを実現するために必要な概念等に関する知識を明確にするなどして整理する」と指摘されていましたが、次期学習指導要領案では「用語の整理」に関する記述はなくなっています。同じく用語が膨大になっているとされた「生物」では用語数の限定が明示されたことにくらべ極めてアンバランスであり、用語の検討を深めることを求める指示の挿入を強く希望します。

② 従来の歴史教育が、用語の「暗記」中心になり、古代から始めた授業が現代まで到達しないで終わっていた最大の原因が教科書に収録された用語の過剰にあることは明らかであり、歴史教育において「主体的・対話的な深い学び」を実現するためには用語の精選が不可欠であり、その点に関する指摘の挿入を強く希望します。

2018年3月2日金曜日

愛知県世界史教育研究会のご案内

愛知県世界史教育研究会の磯谷正行先生より、下記のとおり研究会のご案内を賜りましたので、お知らせいたします。
会員の方による実践報告にくわえ、最新のイラン情勢を含めたイラン現代史に関するご講演と、教育工学(情報学)の分野から歴史教育の再構築をめざす革新的な研究が紹介されるとのことです。


第56回 愛知県世界史教育研究会のご案内

1 日 時 平成30年3月31日(土) 13:00~17:30

2 場 所 愛知大学名古屋校舎(笹島キャンパス)  講義棟L706教室
           名古屋駅より徒歩10分http://www.aichi-u.ac.jp/profile/campus-nagoya.html

3 内 容 
(1) 会員の発表 13:00~14:10
 ・「中国吉林省東北師範大学での一年間の留学体験から」愛知大学 坂野果穂
 ・「時習館高校におけるグローバル教育の実践」時習館高校 青木良輔・須藤絢美
 ・「地域における多文化共生社会を理解する教員・保育士養成の実践
     -教育学部ゼミでのフィールドワークを通じて-」愛知東邦大学 白井克尚
 
(2) 研究紹介    14:10~15:20
 「ニュースと関連した歴史を検索できるシステムの開発
  -真正な社会参画を促す世界史の授業に向けて-」  
 東京大学  特任講師 池尻良平
 *参考HP:「池尻良平のオープン・ラボ」 http://www.ikejiri-lab.net/
                                           
(3) 講演 15:30~17:30
 「イランとイラン人が織りなす20世紀のイランの地(イラン  ザミーン)」
 イラン・イスラーム自由大学教授 東京外国語大学名誉教授 八尾師 誠
 *著書:『イラン近代の原像―英雄サッタール・ハーンの革命(中東イスラムの世界)』など

4 その他
(1) 今回も講師旅費等で、参加費1,000円を申し受けますのでご協力ください。
(2) 懇親会を17:50から「世界の山ちゃん笹島店」にて行います。懇親会費4,000円
(3) 八尾師誠先生の近著(翻訳)『イランの歴史-イラン・イスラーム共和国歴史教科書』(明石書店、4800円税別)を特別価格3,000円で頒布します。イラン人はどのように世界の歴史を見ているか分かる本邦初の歴史書といえます。ぜひご購入ください。
(4) 参加申し込みなどは、下記事務局までお願いします。
   事務局:岡崎高校 教頭 磯谷正行 
   「欠席」、「研究会のみ参加」、「懇親会も参加」、「イランの歴史教科書購入希望」と分かるよう連絡ください。
   メール:maisogai@m2.catvmics.ne.jp ←@は半角にしてください

2018年2月22日木曜日

(3/18)京都高社研部会総会:歴史用語の「精選」と歴史教育の未来

京都高等学校社会科研究会事務局の川島啓一先生より、下記の通り、ご案内を賜りましたので、お知らせします。
中高・大学・予備校などの教員および学生・院生の方を対象としています。
これから長く教壇に立つ、若い先生方もぜひご参加ください。


2017年度 京都高等学校社会科研究会部会総会のご案内 

テーマ: 歴史用語の「精選」と歴史教育の未来

(1)日時:3月18日(日) 10:00~17:00

(2)会場:同志社高校しらさぎ会館(地図参照)
        〒606-8558 京都市左京区岩倉大鷺町89  TEL 075-781-7121

(3)内容
  ①シンポジウム:「歴史用語の『精選』」と歴史教育の未来
  中村 翼 先生(京都教育大学)「歴史用語精選、何が問題か?」
  矢部 正明 先生(関西大学中等部高等部)「世界史の用語精選案(第一次案)について」
  宮崎 亮太 先生(関西大学中等部高等部)「日本史の用語精選案(第一次案)について」

  ②実践報告第一部
  川崎 一輝 先生(同志社高校)「三度目の「日本史」で何を学ぶのか、何を学んだのか~1年目のアクティブラーニング型日本史Bの授業について~」
  後藤 誠司 先生(京都市立京都工学院高校)「市高2校での主権者教育~@日吉ヶ丘2016、@京都工学院2017」
  大川 沙織 先生(京都府立西城陽高校)「地形図に親しもう 学校生活を地形図で見る」

  ③実践報告第二部
  三上 真葵先生(立命館宇治高校)「教科通信を活用した世界史の授業」
  佐藤 靖子 先生(同志社国際高校)「現地に立って学ぶー高3選択科目地域研究京田辺の取り組みー」

  ④合同部会:センター試験分析
  世界史:毛戸祐司 先生(田辺高校) 日本史:川西寿弥 先生(嵯峨野高校)
  地理  :徳安浩明 先生(洛星高校) 公民 :高田敏尚 先生(京教大附高)

<参加のお申し込み>
・京都高等学校社会科研究会事務局(川島啓一先生)kawasima@js.dosisha.ac.jp までメールにて3月17日(土)までにご返事下さい。(@は半角にしてください)
・対象:会員ならびに中高・大学・予備校などの教員および学生・院生の方
・連絡先:京都高等学校社会科研究会事務局 川島啓一先生
                  〒606-8558 京都市左京区岩倉大鷺町89 同志社高校気付 
     TEL:075-781-7121
     FAX:075-781-7124    
     E-mail: kawasima@js.dosisha.ac.jp (@は半角にしてください)

<連絡>                          
・授業プリント・資料教材・研究発表レジュメなどありましたら交流にご持参下さい。レポート参加も大歓迎です。
・現在、研究会案内のメール配信も行っております。受け取りを希望する方は、その旨を事務局の上記メールアドレスへご送信ください。
・歴史部会「世界史読書会」は現在、『岩波講座 東アジア近現代通史 第6巻-アジア太平洋戦争と「大東亜共栄圏」 1935-1945年-』(岩波書店、2011年)を読み進めています。ご興味ご関心おありの先生方はどうぞご参加ください。事務局までご連絡ください。
・近現代史学習資料集作成委員会は、目下、出版を目指して活動中です。次回は、4月1日(日)です。ご興味ご関心おありの先生方はどうぞご参加ください。事務局までご連絡ください。

2018年2月17日土曜日

「歴史教育の未来を拓くⅢ-歴史教育改革の具体像」シンポジウム

日本大学文理学部では、この春も高大連携歴史教育研究会の共催を得て、シンポジウム「歴史教育の未来を拓くⅢ-歴史教育改革の具体像」を開催します。
高大研の用語精選案(第一次)が大きな話題になり、指導要領案も公開されている中で、新しい高校歴史教育のあり方を、具体的に議論する機会になればと思います。
多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

チラシや詳細については、日大文理のウェブページもご覧ください。


「歴史教育の未来を拓くⅢ-歴史教育改革の具体像」シンポジウムご案内

日時:2018年3月21日(水・祝)13:00~17:00

場所:日大文理学部図書館3階オーバルホール
   (東京都世田谷区桜上水3-25-40) 道順は下のリンクの通り↓
   https://www.chs.nihon-u.ac.jp/access/

プログラム
・報告1「歴史用語」とその精選――必要性と実現性を再考する」
 桃木至朗(大阪大学)・中村翼(京都教育大学)

・報告2「歴史用語精選案にもとづく教科書記述と歴史的思考力」
 荒井雅子(立教新座中学・高校)・林裕文(福島県立川口高校)・小島孝太(愛知県立犬山高校)

・報告3「共通テストと「歴史総合」を前にした高校歴史教育の展望―「学力の3要素」を伸ばすために―」
 直井智宏(城北中学・高校)

・コメント1 野々山新(愛知県立日新西高校)

・コメント2 松重充浩(日本大学)

・総合討論

☆終了後、学内で懇親会を行います(会費3000円)
☆当日の参加も歓迎ですが、あらかじめ参加を予定されている方は、人数把握のため、rekishikyoiku20180321@outlook.jp まで、お名前・ご所属・懇親会参加有無をご一報頂ければ幸甚です。(@は半角にしてください)

・主催:日本大学文理学部人文科学研究所総合研究「近現代の諸地域における「伝統」と「革新」をめぐる諸相」(代表:古川隆久・日本大学文理学部教授)
・共催:日本大学史学会・高大連携歴史教育研究会